鄭夢準

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鄭 夢準(チョン・モンジュン、1951年10月17日 – )は、韓国現代財閥を築いた鄭周永の六男で現代重工業の大株主。現・セヌリ党所属国会議員、大韓サッカー協会名誉会長(2009年1月 - )、FIFA名誉副会長(2011年6月 - )。

大韓サッカー協会会長(1993年 - 2009年)やFIFA副会長(1994年 - 2011年)を務め、その地位を利用して2002 FIFAワールドカップ大会の招致を成功させ、大会組織委員会(KOWOC)委員長として日韓ワールドカップを主催した[1]。ハンナラ党元代表(2009年9月 - 2010年6月)でもある。

略歴

ワールドカップの招致

2002 FIFAワールドカップ

日本よりも5年遅い1994年に招致委員会を立ち上げた韓国は、豊富な資金力を持つ現代財閥の一員である鄭を中心に巻き返しを図った。鄭は同年のFIFA副会長選挙で当選し、特に欧州系のFIFA理事との関係を深めて、共催という史上初の決定によるW杯の招致成功に大きく貢献した。

また、豊富な資金力、政治力および、FIFA副会長という地位を最大限に駆使し、2002 FIFAワールドカップにおける韓国代表のベスト4獲得にも貢献した。その貢献度は3位決定戦でフース・ヒディンク監督よりも先に選手から胴上げを受けていることからも明らかである。

なお招致の成功については、ドイツ人当時ジャーナリスト(現バイエルン・ミュンヘン海外担当)マーティン・ヘーゲレによって、「各国担当者に高価な贈り物を贈ったり、娼婦を抱かせ弱みを握ろうとした。」などと行為の数々を暴露されている。また、ヘーゲレへ圧力をかけるよう鄭がフランツ・ベッケンバウアーに依頼したが、一蹴されたエピソードもヘーゲレは明かしている[18]

その成功による韓国国民の支持を政治的資産として同年12月の大統領選挙に立候補したが、当時の与党系候補の一本化作業の中で自らの支持が盧武鉉に及ばない事を示され、投票日の前日に辞退する事となった。

2022 FIFAワールドカップ

2022 FIFAワールドカップの招致活動にも積極的に関わったが、韓国は2回目の投票で落選した。

政治家として

  • 2010年4月15日、韓国ハンナラ党代表として訪日。日本は韓国と自由貿易協定を結び、農業分野の市場開放と非関税障壁の撤廃をするべきだと述べた。また、竹島問題について、「日本が小学校の教科書に竹島の領有権を主張する内容を盛り込んだことは納得しがたいことだ。過去の歴史的事実を認め、認識をともにすることから過去の清算は始まる」と述べた。[19]
  • 2011年8月4日、菅直人総理大臣に対して、「慰安婦問題は人類歴史上最も醜い戦争犯罪で、慰安婦は戦争が終わった後も羞恥心のため、大部分故郷に帰らずに一生隠れて過ごさなければならなかった。20万人と推定される慰安婦中、234人が勇気を出して自ら慰安婦だったことを明らかにし、真相究明と謝罪を要求した」と日本軍の慰安婦問題解決を促す内容の書簡を伝達した[20]

著書

  • 『日本人に伝えたい!―KOREA/JAPAN2002』(日経BP社、ISBN 482224220X、2001年10月1日発行)

脚注

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外部リンク


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 |-style="text-align:center"

|style="width:30%"|先代:
朴熺太 (朝鮮語) |style="width:40%; text-align:center"|ハンナラ党代表
第12代:2009 - 2010 |style="width:30%"|次代:
安商守

  1. 転送 Template:End
    1. 2001年1月、日本の教科書検定問題で韓国の対日感情が悪化し、韓国マスコミに追い込まれる形で、鄭をはじめとしたKOWOCは、英語での正式名称である"FIFA World Cup 2002 Korea/Japan"に則って、日本国内でも「韓日ワールドカップ」という表記を徹底させるように求め、大会呼称問題が浮上した。実は、日本側は1996年11月の共催検討委員会で、日本国内で大会名を呼称する時は日本/韓国で構わないとの確約を得ていた。が、検討会が非公開だった為に、FIFAに公的な議事録を残すことを求めなかった。この為、2001年3月15日の「FIFAのW杯組織委員会」でFIFAのW杯組織委員長のヨハンソンが「大会名決定から長い時間が経っており、しかもその時の議事録もない。大切なのはW杯の成功。国名を入れない大会名の使用を認めるということでどうだろうか」と提案し、日韓双方ともこの案を受け入れたことで決着した。
    2. 鄭夢準議員、ハンナラ党合流と李明博候補支持を宣言 聯合ニュース 2007年12月3日
    3. ハンナラ党、鄭夢準議員を最高委員に選出
    4. 鄭夢準氏が銅雀乙から出馬、鄭東泳氏と一騎打ちへ 聯合ニュース 2008年3月16日
    5. 鄭夢準議員、ハンナラ党代表選挙出馬の意向示唆 聯合ニュース 3月18日
    6. 番狂わせの総選挙、実力派議員の明暗分かれる。聯合ニュース 2008年4月10日
    7. 実際の料金は、通常は1000ウォン、交通カード利用時は900ウォン。
    8. 朴ヒ太氏、ハンナラ党の新代表最高委員に選出」2009年7月3日付聯合ニュース
    9. ハンナラ党朴代表が辞任、新代表は鄭夢準最高委員に、2009年9月7日付聯合ニュース
    10. ハンナラ党の鄭夢準代表が辞任、地方選挙敗北で。2010年6月3日付連合ニュース
    11. 【AFC総会】FIFA副会長にアリ王子、鄭夢準氏は落選 産経新聞 2010年1月6日閲覧
    12. テンプレート:Cite news
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    16. テンプレート:Cite news
    17. テンプレート:Cite news
    18. ワールドサッカーダイジェスト誌 2005年8月号
    19. 「韓日FTA締結すべき」鄭夢準代表が訪日
    20. チョン・モンジュン、菅総理に慰安婦解決要求書簡 [1]