矢野町

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矢野町(やのちょう)はかつて広島県安芸郡に存在した町である。

概要

現在は広島市安芸区矢野になっている。

矢野町は1975年3月20日に安芸郡船越町とともに広島市に編入されて消滅した。また、隣接する安芸郡海田熊野各町と広島市の合併問題が進展していないため(このうち海田町とは2003年に調印まで行ったがその後反対意見が強まり、2004年8月22日実施の住民投票の結果白紙とされた)飛び地状態が現在も続いている。

沿革

  • 1889年4月1日市町村制施行。矢野町域には当時安芸郡矢野村が存在した。
  • 1917年10月1日矢野村が町制施行して矢野町になる。
  • 1975年3月20日安芸郡船越町とともに広島市に編入されて消滅する。

地理

矢野町は、矢野川、宮下川の下流域(平野)に町の主要部と集落がある。

以上の3つの山は、矢野三山と呼ばれる。

名所・旧跡

祭事・催事

  • 尾崎八幡神社秋季大祭(通称鬼まつり・10月10日)

産業

  • かつてはかもじかつら)の産地として知られ、最盛期(明治時代末期~昭和時代初期)には業者数400社以上、従業員数1,400人を数え全国生産量の90%を占めていた。

大字

  • 合併を経験せず、単独村政→単独町政を続けた末に広島市に編入されたため編成されていない。

交通(1975年3月19日当時のデータ)

鉄道

  • 国鉄呉線が通っていて、町内には以下の施設がある。

道路

教育(1975年3月19日当時のデータ)

関連項目

テンプレート:広島市域の廃止市町村