江戸川区陸上競技場
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テンプレート:スタジアム情報ボックス 江戸川区陸上競技場(えどがわくりくじょうきょうぎじょう)は、東京都江戸川区清新町にある区立の陸上競技場である。施設は江戸川区が所有し、株式会社オーエンス[1]が指定管理者として運営管理を行っている。
沿革
Jリーグ発足準備時には、三菱自動車工業サッカー部(現浦和レッドダイヤモンズ)が本施設を改築の上で本拠地とする構想があったが、スタジアムの施設スペース上の問題からスタンド増設が出来ず、Jリーグ側の設定する収容人員を確保できないため断念された。
日本フットボールリーグでは、江東区猿江に練習場・クラブ施設をおいていた東京ガスサッカー部がホームゲームを開催していた。1999年、東京ガスサッカー部がFC東京としてプロ化して、Jリーグ ディビジョン2 (J2)へ参加した際も、調布市の東京スタジアム(現:味の素スタジアム)がまだ建設中だったことから西が丘、駒沢とともに暫定的なホームスタジアムとして使用された(2000年のJリーグカップ(ヤマザキナビスコ杯)でも使用)。1999年のJリーグカップでは、7月24日に開催された準々決勝の第2戦でFC東京と横浜F・マリノスが江戸川で対戦し[1]、観戦チケットは前売りで完売となり、観客数は5208人を記録した。
現状
- 現在は日本フットボールリーグ(JFL)など主にアマチュアサッカーの試合を中心に使われている。
- かつて、横浜FCが、本拠地の三ツ沢公園球技場が整備中の時期にJ2の主催ゲームをほぼ年1回のペースで行っていた。
- 2004年にはスペインのサッカークラブ、レアル・マドリードの公開練習会場にも使用され、デビッド・ベッカムやジネディーヌ・ジダンの姿が見られた。
- 日本におけるラクロスの中心地としても広く利用されている。1990年から毎年12月には全日本選手権が継続開催され[2]、外国チームとの国際親善試合も開催されている。
- ラグビーの試合も年に数回実施され、日本代表クラスの試合が行われていたこともあった。現在は地域代表の試合が年に1回程度行われるにとどまる。
- メインスタンドアウェイ側には独立した小さなスタンド(出島)がある。
施設概要
- 収容人員 6,950人(メイン(2,200人)とバックスタンド(2,750人)は座席、ゴール裏(2,000人)は芝生席)
- ナイター照明設備4基(鉄塔式)
- 日本陸上競技連盟第2種公認
- トラック 全天候型400m×8レーン、3,000m障害コース等
- 中央に天然芝フィールド(105×70m、サッカーやラクロス、ラグビーの公式戦が開催可能)
- 得点掲示板(2007年まではパネル式だったが、2008年に電光掲示板に変更)
アクセス
- 東京地下鉄東西線西葛西駅から徒歩15分
- 同駅から都営バス西葛27系統・臨海町二丁目団地行で「清新第三小学校前」下車、徒歩3分
- JR東日本京葉線葛西臨海公園駅から徒歩25分
- Jリーグ公式戦などでは西葛西駅からの直行バスが運行される。
周辺のスポーツ施設
- 江戸川区球場
- 江戸川区臨海球技場(軟式野球場)
- 江戸川区スポーツセンター
フォトギャラリー
- Edogawaku Feeld.jpg
試合中の写真
- Edogawa Stadium 2.JPG
メインスタンドからフィールドを見る
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メインスタンドアウェイ側にある「出島」席
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メインスタンド光景
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バックスタンド光景
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スコアボード
脚注
- 元の位置に戻る ↑ F・マリノスが2-0で勝利したが、第1戦との合計スコアで3-2としたFC東京が準決勝へ進出。
- 元の位置に戻る ↑ 1993年の第4回が駒沢、2008年の第19回が大阪市長居陸上競技場を使用した以外は、2012年までの23回中21回が江戸川区陸上競技場で開催されている。
関連項目
- ビートたけしのスポーツ大将 - 当地で頻繁にロケーションを行っていた。
- 神戸製鋼 VS 明治大学のラグビー定期戦が毎年9月、当地で行われていたことがある。