段駅
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段駅(だんえき)は、熊本県八代市坂本町西部段にある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線の駅である。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては島式ホーム1面2線であったが、片方の線路を撤去した構造である。駅舎は撤去済み。外へはホームの端から旧線路跡を渡って出るが、かつてはそこに駅舎があった。ホーム上に木造の待合所が置かれている。無人駅。
利用状況
1日平均乗車人員及び乗降人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2000年 | 35 | 79 |
2001年 | 39 | 79 |
2002年 | 35 | 74 |
2003年 | 30 | 64 |
2004年 | 31 | 63 |
2005年 | 30 | 61 |
2006年 | 31 | 63 |
2007年 | 24 | 49 |
2008年 | 22 | 44 |
2009年 | 20 | 40 |
2010年 | 17 | 34 |
2011年 | 16 | 29 |
駅周辺
民家は比較的多く、球磨川の両岸に集落がある。球磨川の対岸には産交バスの西部大橋(さいぶおおはし)バス停があり、当駅から約500m離れている。
- 熊本県道158号中津道八代線 - 駅前を走っている。
- 下松求麻簡易郵便局
- 球磨川
- 西部大橋
- 九州自動車道
- 国道219号 - 対岸を走っている。
- 旧深水発電所 - 当駅と坂本駅の間の車窓から一瞬、煉瓦造りの建物が見える。当駅を出て2番目のトンネルを出た直後、右側に見ることができる。
歴史
- 1929年(昭和4年)9月11日 - 付近町村長より門司鉄道管理局に対し、八代 - 坂本駅中間停車場設置方を申請。
- 1930年(昭和5年)10月29日 - 鉄道大臣の認可発令。
- 1931年(昭和6年)4月1日 - 鉄道省が開設。駅員無配置。
- 1940年(昭和15年)4月1日 - 駅員配置。
- 1956年(昭和31年)7月20日 - 上り本線敷設竣工。
- 1956年(昭和31年) - 駅長が赴任、八代駅管轄から独立。
- 1977年(昭和52年) - 駅舎改築。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取扱廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 電子閉塞装置導入により無人化。駅構内下り線撤去。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 1988年(昭和63年)1月1日 - 駅舎撤去
『坂本村史』1990年、782-783頁などより