七曲署

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七曲署(ななまがりしょ)とは、日本テレビ系列のテレビドラマ太陽にほえろ!』シリーズに登場する、警視庁隷下という設定の架空で大規模の警察署

概要

七曲署の架空で最初の所在地は、東京都新宿区矢追町2(丁目)-1(番)-2(号)、次の所在地は新宿区矢追町1-5-1で管轄区域は現実で例えると新宿署にあたるという設定。これは本作と同じく石原裕次郎演じる人物が物語の中心として描かれるテレビドラマ『西部警察』の“西部警察署”とも少なからず共通するものである。

「七曲」は新宿区下落合二丁目と四丁目の境界にある七曲坂に由来しているとの説がある。プロデューサーの岡田晋吉は、制作スタッフの1人「大曲暎一」の苗字「大曲」をヒントにしたと語っている。

当所は、この他に「乙女署」・「花園署」という案もあった。(なお、上述の七曲坂の付近におとめ山公園という公園が実在する。また、現在の新宿一丁目の区画の一部は、かつては花園町という名称だった。)

事件の舞台として、七曲署の管轄区域内の「矢追町(やおいちょう)」という架空の地区がしばしば登場する。この「矢追町」についても、新宿区に実在する矢来町(やらいちょう)をもじったものという説と、当時日本テレビのディレクターだった矢追純一からとったものだという説が存在する。

『太陽にほえろ!』は足掛け14年に渡る長期放映のドラマで、レギュラー出演で刑事役を演じた数多くの俳優が番組からの“卒業(降板)”に際して「殉職」という形式で退場しているため、テレビドラマや映画などを題材として「署員の殉職率が高い警察署」という話題が語られる際には、多くのケースで真っ先に名前が挙がる存在でもある。

署庁舎の撮影は、主に東京都世田谷区上用賀にある海上自衛隊東京音楽隊の施設、屋上は北新宿(現JR大久保駅近く)のビルを借りて行われていた。

関連項目