メヌエット
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テンプレート:Portal クラシック音楽 メヌエット(テンプレート:Lang-en-short、テンプレート:Lang-de-short、テンプレート:Lang-fr-short、テンプレート:Lang-it-short)は、ヨーロッパの舞曲のひとつ。4分の3拍子で、各小節の1拍目にアクセントが置かれる。比較的ゆったりとしたリズムで優雅に踊られる宮廷舞踊である。フランスの民俗舞踊に由来する。バロック時代に独立した楽曲として、また、組曲の1曲として数多く作曲された後、交響曲やソナタの楽章(普通は第3楽章)に取り入れられた。ハイドンやベートーヴェンによってスケルツォが分化した。
主な作品
- ビゼー: 『アルルの女』 - 第1組曲、第2組曲にそれぞれ「メヌエット」がある。
- ペツォールト: メヌエットト長調 BWV Anh.114
- (「バッハのメヌエット」として有名な曲だが、近年、ペツォールトによる作品と判明した)
- ベートーヴェン: 6つのメヌエットWoO.10
- 第2番 ト長調(「ト調のメヌエット」として知られる)
- パデレフスキ: 古風なメヌエット Op.14-1
- ラヴェル: 古風なメヌエット
- 滝廉太郎の「メヌエット」- 1900年に日本で初めて作曲されたピアノ独奏曲である。
その他、古典派の交響曲の第3楽章に頻繁に見ることが出来る。それ以降(特にベートーヴェンより後)はスケルツォに取って代わられることになる。
- ボッケリーニの「メヌエット」もよく演奏される。