フェザー安全剃刀
テンプレート:Infobox フェザー安全剃刀株式会社(フェザーあんぜんかみそり)は、日本の剃刀(カミソリ)・替刃メーカー。主にカミソリ製品をはじめ、シェービングフォーム、理美容製品、工業用刃物、医療用刃物を製造している。大阪府大阪市北区大淀南に本社を置く。
会社概要
「FEATHER」ブランドで知られるカミソリ及び理美容関連製品の製造販売をおこなう。ブランド及び会社名の「フェザー」は「羽根で頬を撫でるような肌触り」を求めて英語のFeather(羽)に由来するものである。
シェア及びウェートは業務用向けに強い。一般用カミソリも製造してはいるが国内シェアはシックやジレットが圧倒的に強いことから、ホテルなど宿泊滞在用の簡易剃刀などに特化している。
元々は刃物の生産地で知られる岐阜県関市で創業されたが、現在は大阪に本社を置いている。なお兄弟企業でありかつライバル企業である貝印とは、同じ地での創業だが、貝印は東京に本社を置いている。なお、工場は岐阜県関市と同県美濃市の2カ所に所在する。
沿革
- 1932年7月 岐阜県関市に於いて『關安全剃刀製造合資會社』として設立。
- 1936年 メーカー商標の確立を目標にした、「羽根印」の替刃の製造を開始。
- 1936年 關安全剃刀製造合資會社を解散し、日本セーフティーレザー株式會社を設立。
- 1940年 日本セーフティーレザー株式會社の商号を、戦時中の敵性語規制に伴い、日本安全剃刀株式會社に改称。
- 1941年3月 本社機能を大阪市西淀川区に移転。
- 1949年10月 本社を大阪市大淀区(のちの北区)大淀町南に移転。
- 1953年2月 『フェザー安全剃刀株式会社』に商号変更。
- 1956年9月 東京出張所(のちの東京支店)開設。
- 1957年4月 昭和天皇夫妻が関工場を臨幸。
- 1970年 日本万国博覧会出展参加。
- 2000年5月 『カミソリ文化伝承館・フェザーミュージアム』を開設。
- 2012年2月 本社ビル老朽化による建て替えのため、2013年2月まで本社機能を大阪市北区堂島に仮移転。
商品
- 安全カミソリ・カミソリ用ホルダー
- F-ll
- MR3
- ハイ・ステンレス
- 男性用化粧品
- 女性用シェービング製品
- マーメイド
- フラミンゴ
- 医療用刃物
- 工業用刃物ほか。
日本唯一のカミソリ博物館
フェザー安全剃刀の工場がある岐阜県関市に、日本で唯一のカミソリの博物館、カミソリ文化伝承館・フェザーミュージアム(通称:フェザーミュージアム)がある。江戸時代から昭和初期にかけてのカミソリや、フェザー創業時から現在にかけての広告・商品の展示を行なっている。
宣伝活動
2008年3月までの間、本社が所在する大阪市にある朝日放送制作の全国ネットによるテレビ番組をスポンサー提供していた。2006年3月21日放送『最終警告たけしの本当は怖い家庭の医学』特番を以って長年の提供枠を降板。同年4月以降は朝日放送の系列会社であるスカイ・A(→スカイ・A sports+)で放送の番組にスポンサー提供している。
最新CMについてはホームページでも動画で見ることが出来る。
スポンサー番組
※全て過去。
- テレビ番組
- 朝だ!生です旅サラダ(朝日放送・テレビ朝日系列)
- これは知ってナイト(朝日放送・テレビ朝日系列)
- 興味しんしん丸(朝日放送・テレビ朝日系列)
- 人気者でいこう!(朝日放送・テレビ朝日系列)
- 最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学(朝日放送・テレビ朝日系列)
- スーパーベースボール(朝日放送・テレビ朝日系列。プロ野球・阪神対巨人戦中継)
- 全日本大学女子駅伝(朝日放送・テレビ朝日系列。2004年までの大阪開催当時)
- クイズ赤恥青恥(テレビ東京)
- フェザー・シルバー・ナイター(TBSラジオ。1962年に日曜日のプロ野球薄暮デーゲーム中継を一社による冠スポンサー提供で放送。1963年に冠タイトルから『日曜薄暮ゲーム』となったが、引き続き一社提供をつづけた[1])
- フェザー・シルバー・タイム(TBSラジオ。1960年代)
- ほか
現在はスポット枠でCMを流している。
CMキャラクター
脚注
参考資料
- TBS50年史(2002年1月、東京放送編・発行)…国立国会図書館の所蔵情報
外部リンク
テンプレート:Asbox- ↑ 『TBS50年史』資料編より、歴代のラジオ番組を明記した一覧表を参照。なお、一覧では番組名が「フエザー・シルバー・ナイター」、スポンサー名が「フエザー安全剃刀」と表記されている。