山形車両センター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:車両基地 山形車両センター(やまがたしゃりょうセンター)は、山形県山形市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両基地である。同社仙台支社の管轄。
以前は山形電車区と称していたが、2004年に山形車両センターに改称された。
目次
歴史
- 19XX年 : 米沢機関区山形分庫として設置。
- 1937年(昭和12年)11月10日: 山形機関区発足。
- 1986年(昭和61年)11月1日: 山形機関区と山形客貨車区を統合改組のうえ山形運転区に改称
- 1987年(昭和62年)3月1日: 山形運転所に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に移管。
- 1992年7月1日 : 山形運転所より検修部門を独立し、山形電車区発足。
- 2000年11月10日 : ISO 9001認証取得。
- 2004年4月1日 : 山形車両センターに改称。
配置車両の車体に表記される略号
- 旅客車 : 「仙カタ」…仙台支社を意味する「仙」と山形を意味する「カタ」から構成される。
- 機関車 : 「山」…山形を意味する「山」から構成される。
配置車両
2014年4月現在の配置車両[1]。
新幹線直行特急用電車
- E3系電車(105両)
- 1000番台7両編成3本 (L51 - L53編成) が配置されている。
- 2000番台7両編成12本(L61 - L72編成)が配置されている。
- 山形新幹線「つばさ」、東北新幹線「やまびこ」、「なすの」で運用されている。
標準軌在来線用電車
- 701系電車(18両)
- 719系電車(24両)
- 奥羽本線福島駅 - 山形駅間標準軌化にともなって製造された5000番台2両編成12本 (Y1 - Y12編成) が配置されている。6編成 (Y1 - Y6編成) のみワンマン運転に対応している。
- 奥羽本線(山形線)福島駅 - 新庄駅間の普通列車で運用されている。
- クモヤ743形(1両)
- 1両が配置されている。牽引車。
- クモヤ743形は新幹線の線路を自走できる唯一の在来線車両であるが、諸般の事情で全般検査等を仙台ではなく自区で施行することとなったため、クモヤ743形と在来線標準軌車両が連結して新幹線の線路を走行した実績はない。
- 上記の理由で、構内入換の牽引や、福島駅 - 山形駅において架線の霜取りや線路の落ち葉掃きのために走行することが多い。
狭軌在来線用気動車
その他
- 構内専用として、アント工業製の車両移動機(アント40RR型)が配置されている。
過去の配置車両
新幹線直行特急用電車
- 400系電車
- 1992年の山形新幹線開業より2010年まで運行された。
- 1994年に増備された車両を除き、山形ジェイアール直行特急保有株式会社が所有し、JR東日本にリースし運行されていた。
標準軌在来線用機関車
いずれも、後継の除雪車両(保線用モーターカーENR1000型)の導入により2007年度(2008年春)を以て引退している。
- DD18形ディーゼル機関車
- 2両が配置されている。標準軌専用ラッセル除雪車。
- DD19形ディーゼル機関車
- 1両が配置されている。標準軌専用ロータリー除雪車。
山形機関区時代の配置車両
- キハ80系気動車
- 1965年10月から1968年9月まで上野-山形・会津若松間特急やまばとの車両として17両配置。食堂車不連結のためキシ80の配置は無かった。特急やまばとの電車化に伴い転出。
- キクハ45形気動車
- 1961年から1966年まで1号機が1両配置。鋼体化客車を気動車に改造した異端車。長井線の通勤通学列車および、山形-赤湯間の早朝・深夜発着の送り込み列車に使用。
- DD51形ディーゼル機関車
- 1968年から1976年まで最大18両が配置され、当時非電化だった奥羽本線山形以北の旅客・貨物列車の牽引に当たった。
脚注
参考文献
- 区史編集委員会編 「山形機関区六十年史」1998年4月1日発行
テンプレート:日本の新幹線 テンプレート:東日本旅客鉄道仙台支社
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「railfan201407
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません