川原湯温泉

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源泉分析表(川原湯温泉駅構内にて)

川原湯温泉(かわらゆおんせん)は、群馬県吾妻郡長野原町(旧・上野国)にある温泉

アクセス

泉質

  • 含食塩石膏硫化水素泉

温泉街

吾妻川の谷間の上部の道路沿いに、数軒の旅館がひしめく様に存在した。

共同浴場は「王湯」「笹湯」、混浴の「聖天様露天風呂」が存在した。

温泉街は八ッ場ダム建設に伴い順次閉鎖または移転となり、2014年6月30日の王湯閉鎖をもってかつての共同浴場は全て閉鎖された[1]。このうち王湯は高台に移転し、2014年7月5日より新たな源泉のもと王湯会館として営業を開始した[2]

ゆかけ祭り

温泉街で行われる祭で、奇祭とも言われる。450年程前に源泉が一時枯渇し、を生贄に祈願したところ湯が再び湧きお湯を掛け合ったとされることに由来する。

ゆかけ祭りは毎年1月20日の大寒の未明に行われている。紅白を褌の色で区別し、2手に分かれ褌一丁で「お祝いだ、お祝いだ」と叫びながら、お湯を掛け合う。最後に鶏の入ったくす玉が割れ、鶏を捕まえた人は運が良いとされる。ちなみに「お祝いだ」の掛け声は「お湯湧いた」から変化したと言われている。

歴史

1193年に、源頼朝が狩をしている最中に発見したとされる。共同浴場の「王湯」にはそれに因んで源氏家紋(笹竜胆【ササリンドウ】)が掲げられている。

八ッ場ダムの問題

温泉街の有る場所は八ッ場ダムで完成する湖によって沈む場所に存在し、貴重な自然湧出の源泉もダム湖に沈む予定である。対策として温泉街最上部の予定湖面より高い地点にボーリング調査によって新源泉が掘り当てられ、そこに新温泉街を造成中である。しかし、湯量・泉質ともに旧源泉とは異なり、今後観光地として成り立のかを不安視する意見もある。ただし、マニフェストで八ッ場ダムの建設中止を主張する民主党政権交代したことにより、今後の動向は不透明になっており、一部の住民らはダム建設中止反対の署名運動を行なっている。新源泉は高温の源泉のため、源泉にて温泉卵を作る光景がよく見られる。また、新源泉の近くでは足湯が楽しめるようになっている。

脚注

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外部リンク

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