小松バス
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テンプレート:Infobox 小松バス株式会社(こまつバス)は、石川県小松市に本社を置くバス事業者。路線バスと観光バスを運営している。
概要
かつての社名は尾小屋鉄道で、1977年まで鉄道事業を行っていた。廃止後の1977年6月に現社名に改称した。同じ名鉄グループに属する北陸鉄道の連結子会社である。
以前は小松駅に隣接した場所に本社があったが、1996年頃の北陸鉄道からの大量路線移管による業務拡大に伴い、小松インターチェンジや小松空港に近い現在地に移転している。
その他、第二種旅行業登録を受けており、バスツアー「エクセルツアー」を企画・催行しているほか、旅行代理店事業・レンタカー事業(ニッポンレンタカーのフランチャイジー)を行っている。
沿革
前身の尾小屋鉄道については、会社組織とバス事業についてのみ記載する。
- 1929年(昭和4年)6月22日 尾小屋鉄道株式会社設立。
- 1950年(昭和25年)12月20日 一般乗合旅客自動車運送事業の免許を取得。
- 1977年(昭和52年)
- 3月20日 鉄道廃止、バス専業となる。
- 6月 尾小屋鉄道株式会社から、小松バス株式会社に社名変更。
事業所
- 本社・旅行センター
- 石川県小松市鶴ヶ島町8番地1
- 小松駅前営業所
- 石川県小松市日の出町1丁目145番地(乗車券・定期券販売、旅行業務、レンタカー)
- 小松空港営業所
- 石川県小松市浮柳町丙9番地(レンタカー)
運行路線一覧
2010年10月1日に路線が改定され、これまでの市内循環線を見直す形での改定が行われた。以下は2010年現在。
市内循環線
2010年10月1日からは、新しく青色とオレンジ色の2色のボディーカラーを採用した日野・ポンチョ2台をコミュニティバス「こまち」として運用している。バスにはボディーカラーからそれぞれ「ブルーこまち」と「オレンジこまち」という愛称が付けられている。
- 北コース:小松駅 - 園町 - 白江 - 平面 - 大島町 - 市民センター - 小松高校前 - 市役所前 - 小松市民病院 - 小松駅
- 南コース:小松駅 - 小松東口 - 白江 - 第一小学校前 - 北浅井町 - 大領 - 小松市民病院 - 末広運動公園 - 小松駅
- 運行ルート
- ブルーこまち - 北コース:左回り、南コース:右回り
- オレンジこまち- 北コース:右回り、南コース:左回り
一般路線
- 粟津A線:小松駅 - 小松市民病院 - 粟津駅口 - 粟津小学校前 - 粟津温泉 - 那谷寺
- 粟津B線:小松駅 - 大領 - 粟津駅前 - 南部中学校前 - 粟津温泉
- 国府線:小松駅 - 南加賀福祉保健センター前 - 河田 - 国府台
- 小杉線:小松駅 - 小杉 - 寺井庁舎前 - 寺井史跡公園
- 寺井線:小松駅 - 長田 - 寺井史跡公園
- 大杉線:小松市民病院 - 小松駅 - 瀬領 - 赤瀬温泉 - 大杉上町
- 尾小屋線:小松駅 - 市立高校前/八幡温泉 - 金平/金平口(止) - 尾小屋(尾小屋鉄道代替バス)
- ハニベ線:小松駅 - 市立高校前 - 佐々木 - ハニベ/西軽海(北陸鉄道小松線代替バス)
- 麦口線:小松駅 - 糸町 - 西軽海 - 原 - 別宮
- 安宅線:小松駅 - 浮柳 - 安宅 - 安宅漁港/長崎
- 月津線:小松駅 - 今江 - 串 - 月津/佐美(止) - 矢田
- 空港線:小松駅 - 西町 - 浜田町 - 桜木町 - 小松空港(全便快速)
- 木場線(試験運行路線):小松市民病院 - 小松駅 - やわたメディカルセンター - 木場 - 粟津駅前
過去の運行路線
- 新道寺井線:小松駅 - 平面 - 小長野 - 寺井庁舎前
- 現在は加賀白山バスが「佐野線」の一部として運行している。
車両
- 一般路線車、貸切車ともに三菱ふそうおよび日野自動車[1]の2社体制になっている。
- 自社発注車両も多いが、移籍車[2]もある。カラーリングは白色をベースに赤色のラインの入った名鉄カラーに近いデザインだったが、ノンステップバスより銀色をベースに赤色のラインを用いたデザインを採用している。また、新しいデザインからはアルファベットの「K」を形取ったロゴマークを車両に使用している。
- 保有車両数(2011年現在)
- 乗合バス:18台
- 観光バス:22台(大型19台、中型3台)
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国府線 一ツ針口バス停にて
- Komatsu Bus 120.jpg
現行塗色(主に狭隘路線で使用)
- Komatsu Bus 121.jpg
勧進帳が描かれたノンステップバス