筑後草野駅
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テンプレート:駅情報 筑後草野駅(ちくごくさのえき)は、福岡県久留米市草野町紅桃林(ことばやし)にある、九州旅客鉄道(JR九州)久大本線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅、上下線ともに乗り越し分岐器により安全側線が分岐している。以前は棒線駅であったが、1994年(平成6年)に駅舎が火災で焼失し、新駅舎が建てられたと同時期に現在の形態となった。
現在の駅舎は久留米市の負担で建築されたが、落成後暫くの間権利関係の絡みで「筑後草野駅」の看板・表記をすることができなかった。草野観光会館を兼ねており、かつては古道具屋が駅舎内で営業をしていたが、空き部屋となっており、駅員も常駐しない無人駅である。待合ベンチと時刻表、便所以外の設備は一切無く、券売機やPOS端末機、改札もないので、本駅から乗車する際は車内で整理券を受け取り、降車時に運賃を支払うか、駅窓口で清算する必要がある。
のりば
1 | テンプレート:Color久大本線(上り) | 久留米方面 |
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2 | テンプレート:Color久大本線(下り) | 日田・由布院方面 |
利用状況
2011年度の1日平均乗車人員は137人である[1]。
駅周辺
駅前の道路を直進するとT字路があり、そこで県道151号(通称:草野並)と交差する。国道210号線を走っていると「筑後草野駅」の所在を示す標識があるが、国道からかなり外れた場所に位置することと、丁字路に出てきたところで駅の所在を示す標識がないため、どこに所在しているのか分かりにくい。「筑後草野駅」の標識が立っている交差点を左折し、道を上っていくと県道151号線の『矢作』という場所に出てくるので、丁字路を左折して道をまっすぐ進んでいくと駅に到着する。
草野並沿いは「草野・紅桃林地区の伝統的町並み」として保存されており、民家が立ち並ぶ中に古民家が保存されている。
- 西鉄バス久留米 草野駅前バス停 - JR久留米駅・西鉄久留米・田主丸中央方面
- 耳納連山登山口
- 久留米市立草野歴史資料館(旧草野銀行本店、国登録有形文化財)
- 山辺道文化館(旧中野病院診療等及び倉庫、国登録有形文化財)
- 船田工業株式会社久留米営業所
歴史
- 1928年(昭和3年)12月24日 - 鉄道省(国有鉄道)の駅として開業。常磐線と福知山線に存在する「草野駅」と混同することから、「筑後」を加えて「筑後草野」と名付けられた(但し、常磐線側と福知山線側にはそれぞれ広野駅もある)。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 1992年(平成4年)7月15日 - 行違設備復活(旧ホーム利用)。
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:久大本線- ↑ 久留米市統計書 (運輸・通信) JR九州各駅の乗降車人員数