イアン・ソープ

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テンプレート:Infobox Swimmer イアン・ジェイムズ・ソープ英語:Ian James Thorpe, 1982年10月13日 - )は、オーストラリアニューサウスウェールズ州シドニー生まれの男性競泳選手。

魚雷を意味するtorpedoをもじったThorpedo(ソーピード)の愛称を持つ。オリンピックで5つの金メダルを獲得し、メダル受賞数はオーストラリア人選手として最多である[1]

人物

オーストラリアでの史上最年少記録となる15歳でオーストラリア水泳男子代表となり、1998年のパース大会の400メートルでの金メダルは、自由形として水泳男子の金メダルの最年少記録となっている。2001年世界水泳では、6つの金メダルを獲得。通算で11の世界水泳での金メダルを獲得。2004年3月29日のアテネオリンピック・オーストラリア代表選考会で、ソープは男子400mのスタートでフライングし、失格となってしまった。この際ソープは、騒音に反応してしまった救済措置を求めたが、認められなかった。しかし、約1ヵ月後、選考会2位のクレイグ・スティーブンス(同オリンピック男子1500メートルとリレー出場)が、ソープの五輪出場を熱望する国内世論に折れる形で400mを辞退し、オーストラリア水泳連盟は特例で、金メダルを確実視されるソープに出場権を与えた。一旦失格となったソープの出場には賛否両論があったが、2004年のアテネでは、自由形200mと400mの金メダルと100mの銅メダルを獲得した。オリンピックで100-200-400の組合せでメダルを獲得したのはソープただ一人である。

2006年11月、意欲の減退を理由に現役を引退したが、2011年2月に現役復帰を表明。ロンドンオリンピック出場を目指すことになった。2006年の引退前に得意としていた400メートル自由形ではなく、100メートル・200メートル自由形やリレーに力を入れるとした[1][2]。だが2012年3月の予選で敗退し、出場はならなかった[3]

自由形の距離別においていくつもの世界新記録を樹立し、自らその記録を塗り替え続けた。しかし、ドイツのポール・ビーデルマンが400メートル自由形で3分40秒07の世界新記録を樹立した2009年7月26日をもって、自由形世界記録保持者からイアン・ソープの名は消えた。

身長196cm。足のサイズは35cm。競技種目は100m、200m、400m、800m 自由形、100m 背泳ぎ、200m 個人メドレー。コーチはダグ・フロスト(1990年-2002年)、トレイシー・メンジーズ(2002年10月14日-)。マネージャーはデヴィッド・フラスカス。

2014年7月13日、ソープは出演したチャンネル10のテレビ番組で、自らが同性愛者であることを告白した[4]。過去に同様の報道があった時や、自らの自伝では、同性愛者であることを否定していた。また、うつ病に苦しんでいることも告白している[5]

戦績(国際大会)

  • 2004年 - アテネオリンピック - 100m自由形(3位)、200m自由形(1位)、400m自由形(1位)、4x100mフリーリレー(6位)、4x200mフリーリレー(2位)、4x100mメドレーリレー(予選敗退)
  • 2004年 - ジャネット・エバンス国際大会 - 100m、200m、400m自由形、4x100mメドレーリレー優勝。
  • 2003年 - 短水路ワールドカップメルボルン大会 - 50m自由形(5位)
  • 2003年 - カンタススキンズ大会 - 50m自由形(1位)
  • 2003年 - 世界水泳バルセロナ大会 - 400m自由形(1位)、4x100mフリーリレー(4位)、200m自由形(1位)、4x200mフリーリレー(1位)、100m自由形(3位)、200m個人メドレー(2位)、4x200mメドレーリレー(失格)
  • 2002年 - パンパシフィック選手権横浜大会 - 400m自由形(1位)、4x100mフリーリレー(1位)、200m自由形(1位)、4x200mフリーリレー(1位)、100m自由形(1位)、4×100mメドレーリレー(2位)
  • 2002年 - マンチェスターコモンウェルス大会 - 4x100mメドレーリレー(1位)、100m背泳ぎ(2位)、100m自由形(1位)、4x200mフリーリレー(1位)、200m自由形(1位)、400m自由形(1位)、4x100mフリーリレー(1位)
  • 2001年 - 世界水泳福岡大会 - 100m自由形(4位)、200m自由形(1位),400m自由形(1位),800m自由形(1位),4x200mリレー(1位)、4x100mフリーリレー(1位)、4×100mメドレーリレー(1位)

水泳以外の活動

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その他

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脚注

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外部リンク

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  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite web
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