打田駅
打田駅(うちたえき)は、和歌山県紀の川市打田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山線の駅。
1日に各方面2本しかない快速列車が停車する。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ行違い可能な地上駅。1番ホーム側に駅舎があり、2番ホームへは無蓋跨線橋で連絡している。また、スロープが設置され、駅裏側から直接2番線ホームに入ることもできる。[1]
橋本駅が管理し、ジェイアール西日本メンテックが駅業務を受託する業務委託駅であるが、窓口は朝の6:00から10:00のみ営業。POS端末の他、新型押しボタン式券売機が1台設置されている。
当駅には自動体外式除細動器は、設置されていない。便所は、男女共用の汲み取り式。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color和歌山線 | 上り | 粉河・橋本方面 |
2 | テンプレート:Color和歌山線 | 下り | 和歌山方面 |
駅周辺
- 紀の川市役所 本庁舎(旧・打田町役場) - 紀の川市西大井338
- 総合車両製作所和歌山事業所 - 紀の川市北勢田770-8
- パナソニックエナジー社和歌山工場 - 紀の川市打田612-1
- バッテリーや蓄電池などを生産するパナソニックグループの国内工場のひとつである。
- 百合山新四国八十八ヶ所
- 紀の川市立打田中学校
- 池田郵便局
その他、駅前に多少商店がある。南東側には公立那賀病院がある。
- Kinokawa-Office001NEW.JPG
紀の川市役所 本庁舎
- Panasonic-of-Wakayama-Kinokawa001.JPG
パナソニック(株) エナジー社 和歌山工場
路線バス
- 紀の川コミュニティバス
- 和歌山バス那賀 紀伊打田線
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである。[2]
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1998 | 824 |
1999 | 777 |
2000 | 753 |
2001 | 738 |
2002 | 663 |
2003 | 646 |
2004 | 645 |
2005 | 624 |
2006 | 595 |
2007 | 591 |
2008 | 607 |
2009 | 603 |
2010 | 606 |
2011 | 570 |
2012 | 571 |
紀の川市役所本庁舎の最寄駅であり、勤務する職員の多くが利用している。また、朝・夕の通勤・通学ラッシュの時間帯には、多くの人々で賑わう。
歴史
- 1900年(明治33年)8月24日 - 紀和鉄道の船戸駅から粉河仮停車場への延伸により開業。
- 1904年(明治37年)8月27日 - 紀和鉄道の路線を関西鉄道が買収。同社の駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 鉄道国有法により関西鉄道が国有化され、国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。和歌山線の所属となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
「打田」という名称について
「打田」の名称は遠い昔、現在の打田地区が紀の川の内にあった田、紀の川と烏子川の内にあった田ということで「内田」と呼ばれていたが、いつしかこの地区が「内田」から「打田」に変わったという言い伝えが残っている。
1900年(明治33年)に、現在のJR和歌山線が開通し、土地の地名から駅名が「打田駅」となり、1956年(昭和31年)の町村合併時の町名選定において田中村の田、池田村の田が残り、新町の中心部であり、それまでの56年間呼びなれた「打田駅」の駅名を用いて「打田町」と決定した。現在は、那賀町・粉河町・桃山町・貴志川町との新設合併によって、旧・打田町は、「紀の川市」になったが、「打田」という地名は、引き続き使われている。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color和歌山線
脚注
- ↑ わかやま歩歩歩 JR和歌山線「打田駅」(2013年5月3日閲覧)
- ↑ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』