隅田駅
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隅田駅(すだえき)は、和歌山県橋本市隅田町芋生にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山線の駅。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ行違い可能な地上駅。和歌山線の電化時に無人化された無人駅である(現在の管理駅は橋本駅)。上りホーム側に駅舎があり、下りホームへは跨線橋で連絡している。駅舎内には簡易型の自動券売機があり、これまで大人650円区間(37km以内)の乗車券しか購入できなかったが、2011年(平成23年)3月1日よりタッチパネル型の新型券売機に取替られた。
駅舎と下りホーム待合室には落書き防止のため橋本駅長の依頼を受け2011年4月29日から沿線の隅田中学校美術部員によりイメージキャラクターや地元の風景などの絵が描かれ、同年12月27日に完成式典が開催された[1][2]。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color和歌山線 | 上り | 五条・王寺方面 |
2 | テンプレート:Color和歌山線 | 下り | 橋本・和歌山方面 |
駅周辺
- 隅田八幡神社
- 橋本東IC(京奈和自動車道・橋本道路)
- 彩の台(南海橋本林間田園都市)
- オー・ストリート橋本彩の台
- 真土トンネル跡(JR和歌山線の旧線。現在の線路は峠を迂回している)
- 駅前に若干商店はあるものの、大きな商店は北に離れて並行する国道24号沿いの方に並んでいる。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである。[3]
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1998 | 322 |
1999 | 309 |
2000 | 319 |
2001 | 399 |
2002 | 249 |
2003 | 239 |
2004 | 249 |
2005 | 255 |
2006 | 259 |
2007 | 244 |
2008 | 245 |
2009 | 229 |
2010 | 233 |
2011 | 239 |
2012 | 228 |
歴史
- 1898年(明治31年)4月11日 - 紀和鉄道が五条駅 - 南和鉄道接続点(現・大和二見駅) - 橋本駅間で開業した際に設置。
- 1904年(明治37年)8月27日 - 紀和鉄道の路線が関西鉄道に買収され、同鉄道の駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 関西鉄道が国有化され、国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。和歌山線の所属となる。
- 1984年(昭和59年)10月20日 - 無人駅化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color和歌山線
- テンプレート:Color快速(粉河駅以東各駅停車)・テンプレート:Color普通
鉄道唱歌
鉄道唱歌にも当駅が歌われているが、「五條すぐれば隅田より…」には「すみだ」と仮名が振ってあり、正しく読むと字足らずになるので大和田建樹自身が誤読したものと思われる。
出典
関連項目
外部リンク
- ↑ 美術部 隅田駅ペイント作戦 - 橋本市立隅田中学校ブログ、2011年4月25日 - 12月27日
- ↑ 隅田駅に〝郷土PR壁画〟完成~隅田中生アッパレ - 高野山麓 橋本新聞、2011年12月27日
- ↑ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』