延吉市
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延吉市(えんきつ-し、えんきち-し)は中華人民共和国吉林省延辺朝鮮族自治州に位置する県級市。自治州政府の所在地である。
朝鮮族が人口の過半を占め、韓国との合弁企業も多い。町はハングルの看板が溢れ、朝鮮語放送のテレビ局もある。朝鮮語での街の読み方は연길(ヨンギル)。
地理
長白山(朝鮮語では白頭山ともいう)北麓の山間盆地に位置する。南北東は山に囲まれ、西に開けている。
延辺朝鮮族自治州の中心部に位置し、北は敦化市、北東は汪清県、東は図們市、南から南西は竜井市、西は安図県と接する。
歴史
- 1881年 清朝、封禁令撤廃し招墾局設置。
- 1902年 局子街(延吉の古名)に延吉庁設置
- 1909年 延吉府に昇格
- 1912年 中華民国、延吉県に改める
- 1932年 満州国間島省省都となる
- 1943年 間島市に改める
- 1945年 延吉県より延吉市(県管市)が分割される。
- 1952年 中華人民共和国、延辺朝鮮族自治区設置
- 1953年 県級市の延吉市に昇格
- 1955年 延辺朝鮮族自治州の州都となる
- 1985年 開放都市に指定、外国人の入市が可能となる
- 2009年 竜井市朝陽川鎮を編入。[1]朝陽街道を進学街道に改名。
行政区画
6街道と4鎮を管轄:
軍事
瀋陽軍区第16集団軍所属の第21砲兵師団と戦車反撃旅団の司令部が所在する。