扶桑駅
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テンプレート:駅情報 扶桑駅(ふそうえき)は、愛知県丹羽郡扶桑町大字高雄にある、名古屋鉄道犬山線の駅である。
町の中ほどに位置し、また近くに扶桑町役場があるなど、同町の玄関駅であるが、列車の停車本数及び利用者数は隣の柏森駅のほうが多い。
駅構造
相対式ホーム2面4線を有する地上駅である。布袋 - 犬山間では唯一の待避可能駅である(江南駅や柏森駅では待避不可)が、昼間に当駅で緩急接続は行われない(犬山駅や岩倉駅で接続)。なお、下りにおいては犬山行き普通から新鵜沼行き急行へ同一ホームで乗り継くことができる最後の駅である。
1994年に改築が行われており、それまでは犬山方面ホームに面して駅舎がある相対式2面2線であり、駅舎は駅開業時からのものであった。エスカレーターはあるが、エレベーターに関しては2013年度に設置工事が行われることになった。発車標はソラリー式。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | ■犬山線 | 下り | 犬山・新鵜沼・岐阜・新可児方面 |
3・4 | ■犬山線 | 上り | 江南・岩倉・名古屋・豊橋・中部国際空港・地下鉄鶴舞線方面 |
配線図
利用状況
愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員(降車客含まず)は、平成19年度で2,901人、平成20年度で2,954人である。
犬山線の駅では、17駅中10番目に利用客が多い(平成17年度)。
駅周辺
歴史
- 1912年(大正元年)8月6日 - 犬山線開業とともに、高雄駅として開設。
- 1913年(大正2年)3月27日 - 下野駅に改称の旨届出[1]。扶桑町に「下野」の地名が残るほか、木津用水駅近くに犬山市に属する「上野」という地名が残っている。
- 1948年(昭和23年)2月1日 - 扶桑駅に改称。
- 1995年(平成7年)3月 - 上下待避線完成[2]。
- 2004年(平成16年)2月15日 - SFパノラマカード・ユリカが使用可能となる。
- 2005年(平成17年)1月29日 - ダイヤ改正により、停車列車種別が大幅に変更され、準急停車駅となる。朝の名古屋方面は快速急行を特別停車させる。また、隣の柏森駅の工事に関連して、当駅が終着となる列車が1本設定され、当駅始発列車も1本増発された。なお、朝に設定されている快速急行のすべてが停車していたのに対し、準急の新設に伴い急行は全列車が通過となっていた。
- 2008年(平成20年)12月27日 - ダイヤ改正に伴い、快速急行の基本停車駅へ昇格、急行も全列車が停車することになった。ただし日中の停車本数は改正前と変わらず上下線とも毎時各6本。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 犬山線
脚注
関連項目
テンプレート:Navbox- ↑ 「軽便鉄道駅名改称」『官報』1913年4月4日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ↑ 『鉄道ピクトリアル No.624 1996年7月号臨時増刊』 鉄道図書刊行会、p.26