阿部雅司
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テンプレート:スキー選手 阿部 雅司(あべ まさし、1965年8月13日 - )は北海道留萌郡小平町出身のスキーノルディック複合の選手。1990年代に活躍し、オリンピックおよびノルディックスキー世界選手権の団体戦で3度金メダルを獲得した。
略歴
主な競技成績
オリンピック
- 1988年カルガリーオリンピック(テンプレート:Flagicon カナダ)
- 個人31位、団体9位
- 1992年アルベールビルオリンピック(テンプレート:Flagicon フランス)
- 個人30位
- 1994年リレハンメルオリンピック(テンプレート:Flagicon ノルウェー)
- 個人10位、団体金メダル
世界選手権
- 1987年オーベルストドルフ(テンプレート:GER)
- 団体7位
- 1991年ヴァル・ディ・フィエンメ(テンプレート:Flagicon イタリア)
- 個人11位、団体銅メダル
- 1993年ファルン(テンプレート:Flagicon スウェーデン)
- 個人6位、団体金メダル
- 1995年サンダーベイ(テンプレート:Flagicon カナダ)
- 個人8位、団体金メダル
ワールドカップ
- 準優勝2回、3位2回
- 1990-1991シーズン個人総合7位
- 1992-1993シーズン個人総合4位
国内大会
- 全日本スキー選手権大会ノルディックスキー・コンバインド優勝(1986年、1987年、1990年、1993年)
- 国体優勝1986年
現在は日本代表のコーチをしている。
エピソード
- 自身2度目の出場となったアルベールビルオリンピックでは、ノルディック複合のリーダー格でありながら、団体チームのメンバーから外されてしまう。皮肉にも阿部以外の3名は日本初となる金メダルを獲得したが、その華やかな栄光の陰となった阿部は引退を考えていたという。しかし、現地からの電話で夫人の妊娠が判明し、自分には金メダルの代わりに子供を授けてくれたという思いから、わが子にスキーをしている姿を見せたいと考えて現役を続行。その後、V字ジャンプ習得に励み、93年の世界選手権団体で金メダルを獲得すると94年のリレハンメルオリンピック団体でも悲願の金メダルを獲得した[1]。このときの阿部はクロスカントリーで力走し、前走者河野が詰められた差をもう一度広げ、アンカーの荻原につなげるという素晴らしいものだった。
受賞
- 1994年度JOCスポーツ賞最優秀賞
著書
- 『やめねぇで、いがった -ノルディック複合に賭けた不屈のチャレンジャー-』 日本文化出版 (1994年12月)
関連項目
脚注
外部リンク
- JAPAN NORDIC COMBINED - 阿部の新ブログ
- JAPAN NORDIC COMBINED - 阿部の旧ブログ
- FIS Biography ABE Masashi
- テンプレート:SportsReference
テンプレート:オリンピックノルディック複合競技金メダリスト男子団体
テンプレート:ノルディックスキー世界選手権ノルディック複合競技金メダリスト男子団体テンプレート:Skiing-stub- ↑ 大逆転スペシャル、どん底からの金メダルNHKスポーツ大陸2009年11月22日