シンブリー県
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シンブリー県(シンブリーけん、タイ語: จังหวัดสิงห์บุรี )はタイ王国・中部の県(チャンワット)の一つ。ナコーンサワン県、ロッブリー県、アーントーン県、スパンブリー県、チャイナート県と接する。
地理
シンブリー県はチャオプラヤー川の形成した平地にある。
歴史
シンブリー県の歴史はタイ族が南下する以前のドヴァーラーヴァティー王朝にまで遡る事ができる。その後アユタヤ王朝までシンブリーは要所であった。現在の県は元々インブリー、プロムブリー、シンブリーと分かれていたが、ラーマ5世の命で融合し現在の県を形成した。
県章
県章はカーイバーンラチャン砦がデザインされている。この砦は1765年(タイ仏暦2308年)ビルマが攻めてきたときに建設された。この時、バーンラチャンの住民9人が自発的に兵に加わり5ヶ月間砦を維持したという、その後この砦はビルマの手に落ち、すぐにアユタヤ王朝も陥落した。毎年2月4日にはこの9人を祝って祭りが行われる。なおこの話はタイで映画化された。
県木はナンバンアカアズキ(Adenanthera pavonina)である。 |
行政区
シンブリー県は6つの郡(アンプー)に分かれ、その下に43の町(タンボン)と、364の村(ムーバーン)がある。