新習志野駅
新習志野駅(しんならしのえき)は、千葉県習志野市茜浜二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)京葉線の駅である。
京葉線の列車のほか、西船橋駅から武蔵野線に乗り入れる列車も停車する。
駅構造
島式ホーム1面2線を単式ホーム1面1線2本が挟む、計3面4線のホームを持つ高架駅である。外側の1番線と4番線が本線で、内側の2番線と3番線は副本線となっているほか、海浜幕張駅までの途中にある車両基地(京葉車両センター)へもつながっている。駅舎は高架下にある。
直営駅で、みどりの窓口(営業時間7:00 - 19:00)、自動券売機、自動改札機、自動精算機設置駅。
武蔵野線直通列車はラッシュ時のみ海浜幕張駅まで乗り入れ、日中はすべて南船橋駅止まりとなっている。なお、大宮発着の「しもうさ号」は海浜幕張駅まで乗り入れる。
2013年現在のところ快速は停車しない。快速設定当初は夜間に上総一ノ宮または君津始発当駅止まりの快速が数本運転されており、その列車のみが当駅に停車していた。なお、途中停車駅は外房線が茂原・大網・誉田・蘇我、内房線は木更津・姉ヶ崎・五井・八幡宿・蘇我で、京葉線内各駅停車だった。開業間もない頃より利用者から各駅停車の本数増加や快速停車の要求も出されていた。また、日光行の臨時快速が新習志野始発だったこともあった。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color京葉線 | 下り | 海浜幕張・蘇我方面 | |
2 | テンプレート:Color京葉線 | 下り | 海浜幕張・蘇我方面 | 待避・始発 |
上り | 舞浜・新木場・東京方面 | 一部の始発 | ||
テンプレート:Color武蔵野線 | - | 西船橋・新松戸方面 | 一部の始発 | |
3 | テンプレート:Color京葉線 | 上り | 舞浜・新木場・東京方面 | 待避・始発 |
テンプレート:Color武蔵野線 | - | 西船橋・新松戸方面 | 始発 | |
4 | テンプレート:Color京葉線 | 上り | 舞浜・新木場・東京方面 | |
テンプレート:Color武蔵野線 | - | 西船橋・新松戸方面 | 海浜幕張からの直通 |
- 1991年頃までは、当駅での分割・併合や、東京行の6両編成の運用も存在していた。
副本線について
- 2番線と3番線は出・入庫のため、当駅始発・当駅止まり(回送列車)と待避に使用される。
- 当駅始発蘇我行はすべて2番線から発車する。
- 東京・西船橋方面は平日6時25分と16時5分、土曜・休日18時6分発東京行と平日17時2分、土曜・休日15時39分発武蔵野線直通府中本町行が2番線、それ以外は3番線からの発車となる。京葉車両センターの最寄り駅であることから、同センターから回送され当駅の2番線に運転停車し、海浜幕張まで回送した後同駅始発新習志野行となる列車が平日1本と土曜・休日3本存在する。さらに、1日を通じて上り・下りとも、武蔵野線直通を含む約半数の各駅停車が当駅で特急の通過待ちを行う。平日朝夕は通勤快速・京葉快速の通過待ちも少数ある。
- ホームの外側には線路を増設できるスペースが、ホームの前後にはホームを延伸できるスペースがある。
配線図
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 東京・西船橋方面着発 | 蘇我方面着発 | 入出区着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 10両分 | 到着可 | 出発可 | 入出区可 | 下り主本線 |
2 | 2 | 10両分 | 到着・出発可 | 出発可 | 入出区可 | |
3 | 3 | 10両分 | 到着・出発可 | 到着可 | 入出区可 | |
4 | 4 | 10両分 | 出発可 | 到着可 | 不可 | 上り主本線 |
- 主本線を発着する場合は通過が可能。
- 京葉車両センターとの入出区線は、どちらの線も両方向に走行可能(単線並列)。
* 参考資料:「武蔵野線・京葉線 建設の経緯と線路配線」 『鉄道ピクトリアル』 第52巻8号(通巻第720号) 2002年8月号
利用状況
2012年度の一日平均乗車人員は12,890人である。
JR東日本および千葉県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1990年 | 7,414 |
1991年 | 8,296 |
1992年 | 8,876 |
1993年 | 9,204 |
1994年 | 9,262 |
1995年 | 9,660 |
1996年 | 9,580 |
1997年 | 9,536 |
1998年 | 9,444 |
1999年 | 9,284 |
2000年 | 9,912 |
2001年 | 10,463 |
2002年 | 10,493 |
2003年 | 10,835 |
2004年 | 10,877 |
2005年 | 11,380 |
2006年 | 12,074 |
2007年 | 12,712 |
2008年 | 12,684 |
2009年 | 12,791 |
2010年 | 12,678 |
2011年 | 12,532 |
2012年 | 12,890 |
2013年 | 13,259 |
駅周辺
開業当時は閑散としていたが、その後、ショッピングセンターや住宅などが整備されつつある。
- 秋津総合運動公園
- 千葉県国際総合水泳場
- 千葉工業大学 新習志野校舎
- 東洋エンジニアリング本社
- 日本ケーブル工場
- ハイパーモールメルクス
- ヤマザキデイリーストア
- ボートピア習志野
- 島忠ホームズ
- カレスト幕張
- 東京インテリア
- 国道357号
- 湾岸習志野インターチェンジ(東関東自動車道)
- 谷津干潟
- スーパービバホーム
- そば・うどんのあじさい(NREグループ) - あじさいは改札内にある店舗が多いが、当店は駅の外側にある。
- アドアーズ 新習志野店
- すき家 新習志野店
- 焼肉屋さかい
- サイゼリヤ
- 幸楽苑
- サッポロビール 千葉工場
- サッポロビール千葉ビール園 - 駅前から無料シャトルバスで10分。なお、逆に千葉ビール園から新習志野駅に向かう際は、無料シャトルバスの運行ルートの関係で40分かかる。
- ケーズデンキ 新習志野店
- 千葉港葛南地区(船橋港)
バス路線
南口側にロータリーがあり、そこに路線バスが乗り入れている。運行は、京成バスが行っている。
- 1番乗り場
- 海61:イオンモール幕張新都心(グランドモール)経由海浜幕張駅行
- 津46:イオンモール幕張新都心(イオンモールバスターミナル)行
- 新習62:新都心営業所行
新習62系統は、京成バス新都心営業所芝園車庫への入出庫線で、2012年12月22日までは旧船橋営業所花輪車庫(現在は移転し、新都心営業所習志野出張所へ改組)への入出庫線として、津53系統:谷津二丁目行が設定されていた。
- 2番乗り場
- 3番乗り場
2013年12月16日までは日中時間帯に幕張西五丁目・幕張西中学校非経由(幕12)が設定されていた。
- 習志野市ハッピーバス 京成津田沼駅海浜ルート:団地中央・香澄小学校経由 京成津田沼駅方面内陸ルート藤崎小学校方面(循環)行(最終便は京成津田沼駅止まり)/海浜公園行
習志野市ハッピーバスは両方向共に3番乗り場から発車する。
歴史
- 1986年(昭和61年)3月3日 - 開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、JR東日本に継承。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2007年(平成19年)3月15日 - 発車メロディ導入。
その他
- 開業前は「鷺沼」の仮称だった。現在の駅名は「鷺沼」や「鷺沼海岸」、「習志野浜」などいくつかの駅名案から習志野市の新しい中心地としての意味を込めて付けられた。現在は京葉線の「鷺沼高架橋」に名残りがある。なお、実際の鷺沼地区は、当駅から1km以上離れており鷺沼地区の最寄は習志野市ハッピーバスの利用、または京成津田沼駅である。
- 2000年、JR東日本のCM撮影に当駅のホームが使用された。
- 2005年、フジテレビ系で放送されていたドラマ「1リットルの涙」の第3話の収録に当駅前が使用された。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color京葉線
- テンプレート:Color通勤快速・テンプレート:Color快速
- 通過
- テンプレート:Color各駅停車(武蔵野線直通含む)・テンプレート:Colorしもうさ号
- テンプレート:Color通勤快速・テンプレート:Color快速