小野駅 (長野県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:駅情報 小野駅(おのえき)は、長野県上伊那郡辰野町大字小野にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線(辰野支線)の駅。
歴史
- 1906年(明治39年)6月11日 - 国鉄中央本線 岡谷~塩尻間開通と同時に開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1982年(昭和57年)10月31日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2006年(平成18年)6月11日 - 開業100周年記念式典が開かれる。臨時列車「くりちゃん号」が岡谷 - 塩尻間で運転された。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。旧3番線のレールは南側半分が剥がされていて、保線車両の留置線となっている。
辰野駅管理の簡易委託駅であり、常備券・補充券を発売している。冬季は駅舎内の待合室にストーブが設置されるが、窓口の営業時間は7時から15時30分までのため、この待合室も15時で閉鎖される。
現在駅舎と道の駅(国道153号)を併せ構造を2階建にする計画が発表されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color中央本線 | 下り | 塩尻方面 |
2 | テンプレート:Color中央本線 | 上り | 信濃川島・辰野方面 |
利用状況
JR乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 282 |
2001 | 256 |
2002 | 236 |
2003 | 223 |
2004 | 212 |
2005 | 209 |
2006 | 196 |
2007 | 202 |
2008 | 205 |
2009 | 193 |
2010 | 186 |
2011 | 183 |
2012 | 175 |
駅周辺
駅の東側には川が流れており、その奥には山が広がっている。
- これは、天正18年(1590年)に、小野の地をめぐって毛利秀頼と石川数正との間に所領争いが起こり、その結果、小野は筑摩郡小野村(現在の塩尻市)と伊那郡小野村(現在の辰野町)に分割され、分村と同時に神社も、北方の小野神社は筑摩郡に、南方の矢彦神社は伊那郡に分かれ、現在に至っているといわれる。
- 塩尻市役所北小野支所
- 辰野町役場小野支所
バス路線
- 辰野町営バス…飯沼山口線:小野駅前
- かつては松本電気鉄道バス(塩尻営業所担当)が塩尻駅~勝弦を経て乗り入れていたが、1983年(昭和58年)7月5日限りで廃止されている。現在、塩尻市勝弦地区へ行くバス路線はなく、この駅前を発着とするバス路線は上記の町営バスが継承した飯沼山口線のみである。当駅を北へ少し歩くと塩尻市北小野地区に入るがここは塩尻市でありながら鉄道以外の公共交通に恵まれていない。塩尻駅から勝弦地区まで運行されているバス路線はおよそ20年以上も公共交通から見放されており、2007年(平成19年)10月1日にようやく通っているものの、北小野地区内にバス路線は存在しないが、それをカバーするために週3回程度地区内を福祉バスが運行されているのが現状である。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color中央本線(辰野支線)
かつて、当駅から塩尻間に「東塩尻信号場」が設置されていた。