レオン王国
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テンプレート:基礎情報 過去の国 レオン王国(スペイン語: Reino de León、アストゥリアス語: Reinu de Llión)は、イベリア半島に存在した王国。レオン・アストゥリアス王国ともいう。
イベリア半島に侵入したイスラム勢力の侵攻で崩壊した西ゴート王国の貴族ペラーヨがアストゥリアス地方に建てたアストゥリアス王国が起源になっている。
722年、ペラーヨはコバドンガの戦いでイスラム軍を破り、以後、アストゥリアス地方が、レコンキスタの拠点になる。アストゥリアス王国は徐々に領土を拡大し、910年、軍事的拠点のレオンに遷都してレオン王国に改名。
その後、配下のカスティーリャ伯が独立し王国となると勢力を弱めていく。1037年、カスティーリャ王国のフェルナンド1世がレオン王国の継承権を持つと、カスティーリャ王国に併合されレオン=カスティーリャ王国になる。
その後分割相続で、レオン王国はアルフォンソ6世に継承されるが、1072年に再統合。1109年にカスティーリャ王国になり消滅。
1157年に分割相続でフェルナンド2世が即位し復活。1230年、フェルナンド3世の時代にカスティーリャ王国と再統合し、1252年に消滅した。