東急百貨店吉祥寺店
テンプレート:Mboxテンプレート:商業施設 東急百貨店吉祥寺店(とうきゅうひゃっかてんきちじょうじてん)は、東京都武蔵野市吉祥寺本町にある、株式会社東急百貨店が経営する百貨店。TOKYUポイント加盟店。吉祥寺エリアで唯一のデパートである。
建物の名称は東急オリンピックビル。建物のオーナーはスーパーマーケットのオリンピックの経営者。
本項では、かつて同店所在地にあった吉祥寺名店会館についても詳述する。
目次
店舗概要
1974年(昭和49年)6月20日、東急百貨店では渋谷駅東横店、日本橋店、渋谷本店に続く4号店として、東京・吉祥寺の旧・吉祥寺名店会館跡地に開店。東急直営店舗では東京都内で4番目に開店し[1]、また吉祥寺圏内では緑屋吉祥寺店[2]、伊勢丹吉祥寺店(1971年11月10日開店[3])、近鉄百貨店東京店(1974年5月開店[4])に次いで4番目の大型商業施設である。吉祥寺圏内には西側に位置する。
また、1974年(昭和49年)にダイヤ街の昭和通り(東急がある側)から吉祥寺駅までの通りにアーケードが完成するとともに、アーケード街の名称を東急の名を冠した「ダイヤ街 東急チェリーナード」としていた[5]。
2009年(平成21年)6月20日、開店35周年を迎えた。2010年(平成22年)3月14日に伊勢丹が閉店したことにより、武蔵野市内で唯一の百貨店となった。
フロア
(2010年現在)
- RF 屋上広場、遊戯施設、ペットショップ、吉祥寺観音
- 9F レストラン、ヘアサロン、ネイルサロン、フットサロン、東條會館写真室、歯科
- 8F カスタマーセンター、催事場、美術工芸品、美術サロン、宝飾品・時計、メガネ、呉服・和装小物、介護用品、紀伊国屋書店(書籍・文具)
- 7F アーバンホームショー(家庭用品、寝装品)、インテリア
- 6F 子供服・洋品・雑貨、玩具、マタニティ・新生児洋品、学生服、ボーネルンド元気倶楽部、ベビー休憩室、カフェ
- 5F 紳士服、紳士洋品、スポーツ、鞄・旅行用品、ファッション雑貨
- 4F 婦人服、婦人洋品、クィーン(L・LL)サイズ、フォーマル、お得意様サロン「ロイヤルカスタマーサロン」、カフェ
- 3F 婦人服、婦人洋品、婦人肌着・ナイトウェア、マーガレット(S・SS)サイズ、カフェ
- 2F アーバンファッション街区(婦人服、服飾雑貨)、カフェ
- 1F 服飾雑貨、化粧品、スターバックス
- B1F 東急フードショー(食品)
- B2F 駐車場
- B3F 駐車場
店内サービス
バリアフリー・トイレ
- エスカレータ - 1基・両方向運転
- エレベータ - 6基。3基ずつ設置。
- ベビーカーの貸し出し(1階、6階)
- 1階インフォメーションには新生児用もある。
- レストスペース - 各階エスカレーター脇に休憩所がある。
- 化粧室(トイレ)
- 女性用 - 全フロアー(ベビーシート設置)
- 男性用 - 3、7階を除く全フロアー
- 多目的化粧室 - 7階、9階
- パウダースペース - 3階
- 化粧室とは別に、くつろいで化粧直しができるスペース
- ベビー休憩所 - 6階
- オムツ替え、授乳等に利用でき、給湯設備もある。
- 親子化粧室 - 6階
- ベビーカーと一緒に入ることができ、ベビーシートも設置している。
専門スタッフ
- ギフトアドバイザー - 地下1階、1階、5階、8階
- ピローフィッター - 7階
- フォーマルアドバイザー - 4階
- フィッティングアドバイザー - 3階、4階
- シューフィッター - 1階、5階、6階
- ワインアドバイザー - 地下1階
店内施設サービス
- インフォメーション(1階)
- 手荷物の一時預、遺失物の問合せ、ムーパーク駐車場の発行、店内の案内、お呼び出し、車椅子の貸し出しを行う。
- ポーターサービス(無料)
- 買上げ品を地下駐車場または東急パーキングビルまで運ぶ。
- 「即配くん」サービス(有料)
- 食品売場で買上げの商品を当日中に自宅に届ける(地下1階)
- 同様に全館での買上げ品も、同じく自宅に届ける(各階)
- 食品売場で買上げの商品を当日中に自宅に届ける(地下1階)
営業時間・休業日
- 営業時間 - 10:00〜20:00
- 屋上遊具 - 10:00〜17:00
- 9階レストラン - 10:30〜22:00
- カフェ
- 09:00〜22:00
- スターバックス(1階)、カフェ シェ・ダイゴ(屋上)
- 10:00〜20:00
- アフタヌーンティー・ティールーム(2階)、カフェレディ(3階)、サロン・ド・テ クローバー(4階)、ラ・グラスリィ(6階)、
- 09:00〜22:00
- 休業日 - 年中無休
駐車場
駐車場 | 収容台数 | 営業 時間 |
料金 | サービス | その他 |
---|---|---|---|---|---|
地下駐車場 | 140 | 9:50〜 22:00 |
400円(30分) | 当店での買物2,000円(税込)以上で1時間 同5,000円(税込)以上で2時間 (以降、30分ごとに250円) |
|
吉祥寺 |
205 | 24時間 | 平日:300円(30分) 土・日・祝:350円(30分) 20:00〜翌日8:00:200円(30分) |
当店での買物2,000円(税込)以上で1時間 同5,000円(税込)以上で2時間 (以降、30分ごとに250円) |
1階はスポーツショップ「OSHMAN'S[6]吉祥寺店」 (営業時間:11:00〜21:00、不定休)。 |
Times24 テンプレート:Smaller |
(場所により 異なる) |
24時間 | (場所により異なる) | 当店での買物2,000円(税込)以上で1時間 同5,000円(税込)以上で2時間 |
近隣30ヶ所にあるTimes24駐車場にて提携している(※TOKYUポイント加盟店)。 |
- ディナーパーキングサービス
- 9階レストランで、18時以降に食事をした場合に駐車場料金が2時間無料になる。
- 通常の各階での「買上げ金額駐車料金サービス」に併用できるため、最長4時間の駐車が可能になる。
吉祥寺観音
吉祥寺店屋上には「吉祥寺観音」が設置されている。この吉祥寺観音は、埼玉県入間郡名栗村の白雲山鳥居観音から1959年(昭和34年)3月、当時開業した吉祥寺名店会館(後述)に贈られ、同会館屋上に設置されたもの。東急開店後、改めて屋上に設置され、現在に至る。[7]
吉祥寺名店会館
吉祥寺名店会館(きちじょうじめいてんかいかん)は、1959年(昭和34年)3月、吉祥寺初の商業ビルとして、吉祥寺駅北口に開業した(地上6階建て)。オーナーは滝嶋総一郎(武州鉄道汚職事件で逮捕・起訴)だった。
当時の名店会館は全館に専門店や飲食店などのほか、日本のカルチャースクールの草分け的存在の産経学園[8]などが入居していた。また、屋上にはシンボルともいえる鉄塔や遊戯施設があり、名実ともに吉祥寺のランドマークだった。
しかし、昭和40年代になると、当時の後藤喜八郎武蔵野市長主導のもと、吉祥寺駅周辺の整備・再開発が行われ、1969年(昭和44年)12月3日に吉祥寺駅ビル・ロンロン[9]、1970年(昭和45年)11月にターミナルエコー[10]、1971年(昭和46年)頃には緑屋[11]、伊勢丹[3]、サンロードなどといった新たな商業施設の開業が相次ぎ、競争が激化。そして1971年(昭和46年)末、ついに名店会館は閉館した。
名店会館のビル解体後、その跡地と周辺の買収した土地を併合した敷地に、東急百貨店吉祥寺店が建設された。 テンプレート:節stub
沿革
- 旧・吉祥寺名店会館
- 東急百貨店吉祥寺店
- 1972年(昭和47年)秋頃 - 名店会館跡地と周辺の敷地にて建設開始
- 1974年(昭和49年)6月20日 - 東急百貨店吉祥寺店オープン
- 1985年(昭和60年)9月27日 - 立体駐車場「東急パーキングビル」(現:
@Park 吉祥寺)オープン - 2001年(平成13年)3月1日 - 全館リニューアルオープン
- 2009年(平成21年) - 開店35周年
- 2010年(平成22年)3月4日 - 全館リニューアルオープン
交通アクセス
- 鉄道
- バス
その他
- 1階北側・西側広場では毎年7月に2日間「ふれあい夏まつり」が開催され、盆踊りなどの各種イベントや縁日などを催している。また毎年10月には恒例の「吉祥寺アニメワンダーランド」の一環として土・日の2日間「吉祥寺おもちゃ市場」の会場として使用される。その他各種イベントが開催されることもあり、イベント開催中はムーバスのバス停が別位置に移動となる。
- 吉祥寺店の裏側は通称「東急裏」と呼ばれる地帯があり、様々な雑貨屋やブティック、カフェなどが立ち並ぶおしゃれなスポットになっている。
事故
- 2009年(平成21年)8月3日と9月14日の2回にわたり、吉祥寺店で運行中の三菱電機ビルテクノサービス製エレベーターの扉が開かなくなる事故が発生した。いずれの事故も、乗客は救出されたが、部品の不具合と三菱側の点検ミスによるものだったことが判明した。[12]
周辺
脚注・出典
関連項目
外部リンク
- 東急百貨店公式サイト
- 吉祥寺店公式サイト
- 写真展・吉祥寺と周辺寸猫(らかんスタジオ) - 在りし日の名店会館の建物および、当店ビル建設中の模様が写っている写真が見られる。
- 風雲急の武州鉄道 - 吉祥寺名店会館関連
- ↑ 1999年1月末に日本橋店が閉店し、現在は渋谷本店と東横店、吉祥寺店の3店舗。また町田市に複合商業施設、町田東急ツインズ(旧・まちだ東急百貨店)がある。
- ↑ 閉店後、西武スポーツを経て、現在は吉祥寺Loft。
- ↑ 3.0 3.1 2010年3月14日閉店。7ヶ月後の10月15日にコピス吉祥寺が開業。
- ↑ 2001年2月閉店。閉店後三越・大塚家具を経て、現在はヨドバシ吉祥寺。
- ↑ 2009年にリニューアルされ、現在はEast zone、West zoneとなっている。
- ↑ セブン&アイ・ホールディングスグループ(競合社のそごう・西武を傘下に収める)直営。
- ↑ 吉祥寺探訪ガイド キッタンといっしょ 「吉祥寺探偵 キッタンテイ」 〜FILE 06:吉祥寺観音を追え〜
- ↑ 産経学園では最初に開校した。現在は御殿山のクリスタルパークビルにある。
- ↑ 現:アトレ吉祥寺。
- ↑ 1996年5月にユザワヤ吉祥寺店が開店したのち、2004年(平成16年)に京王電鉄が現在のビルオーナーとなった。2010年(平成22年)中に改築工事に入り、2014年に新ビル完成予定。なお、ユザワヤは2010年(平成22年)4月2日より丸井吉祥寺店に移転した。
- ↑ 緑屋から西武スポーツを経て、現在のロフト。
- ↑ 当社吉祥寺店で発生いたしましたエレベーター事故について - 株式会社東急百貨店、2009年9月15日