ホイチョイ・プロダクションズ
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ホイチョイ・プロダクションズは、バブル景気前後及びそれ以降も数々の流行を生み出したことで知られる、日本のクリエイターグループ。以前はホイチョイ・プロダクションで途中から末尾に「ズ」が付けられた。法人としては株式会社ホイチョイ・プロダクションで代表取締役社長は馬場康夫。
概要
1960年代に成蹊学園に入学した同級生(小学校から大学まで)の仲良しグループが原型となった。ホイチョイのデビュー作は、現在も『ビッグコミックスピリッツ』誌上で連載されている『気まぐれコンセプト』。なお、成蹊学園出身の政治家で内閣総理大臣の安倍晋三はテレビ番組内で「彼らとは同級生」と語っている。“ホイチョイ”の名は「ひょっこりひょうたん島」にインスパイアされた小学生時代の彼らが、想像し構成した架空の国に因むという。
代表メンバー
ホイチョイのメンバー構成は、代表者を除き不明な点が多く、個人としては、ほとんど名前が出てこない。これについてリーダーの馬場は、 「ディズニー作品というだけで、だれが作ったということは気にしない。同様に馬場康夫がだれだなんていうことはどうでもよいことで、ホイチョイというクリエティブ集団が作っている作品と認識してもらいたいのだ」 と、自らの名前をほとんど出さない理由を周囲に語っている。
連載
書籍
- 『気まぐれコンセプト』 (1984年)
- 『見栄講座 ―ミーハーのための戦略と展開―』 (1983年)
- 『OTV』 (1985年) - テレビ解説本。オビ推薦文を永倉万治が担当
- 『極楽スキー』 (1987年)
- 『東京いい店やれる店』 (1994年)
- 『ラム・ニャンものがたり』 (2000年) - 絵本
- 『しろねこラム・ニャンおたのしみ。』(2004年) - 絵本
- 『気まぐれコンセプト クロニクル』 (2007年)
- 1984-2006年までの連載分のよりぬきを収録。ページ数は970ページに及ぶ。
- 『マンガでわかる株式投資! 女子高生株塾』 (2009年)
- 『新東京いい店やれる店』 (2012年)
テレビ
主にフジテレビの深夜番組に企画参加していた。
- 『マーケティング天国』 (1988年、フジテレビ)
- 『カノッサの屈辱』 (1990年、フジテレビ)
- 『TVブックメーカー』 (1991年、フジテレビ)
- 『上品ドライバー』シリーズ (1990年代、フジテレビ)
- 最新作は「上品ドライバー9」だが、実際に制作されたのは1,2,4,6,8,9の6作品。3,5,7は予告編のみの架空作品である。
- 『江角マキコの恋愛の科学』 (1998~1999年、フジテレビ) - 企画協力
- 2000年の1月と12月に放送されたスペシャル版および番組本には関与していない。
- 『ラ・ストラーダ』 (2005年、フジテレビ)
- 『ココリコミラクルタイプ』(2005年-、フジテレビ)
- 『気まぐれコンセプト』をコント化したミニコーナーがあった。
- 『21世紀の歴史』(2008年1月1日、日本テレビ)
- 『絶対やれるギリシャ神話』(2008年10月5日-、日本テレビ)※原案・キャラクターデザイン
- 『おじいちゃんは25歳』(2010年11月15日-、TBS)※原案・番組総指揮(馬場名義)
- 『東京上級デート』(2012年4月4日-、テレビ朝日)
ラジオ
映画
- 1987-1991年の作品(いわゆる「ホイチョイ三部作」)はいずれも大ヒットし、取り上げたテーマはブームになった。またバブル崩壊後に制作された『メッセンジャー』は過去3作を上回る興行収入を上げた。2007年にはバブルを自己言及的に取り上げた『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』を公開。
- 『私をスキーに連れてって』 (1987年) スキー
- 『彼女が水着にきがえたら』 (1989年) スキューバダイビング
- 『波の数だけ抱きしめて』 (1991年) ミニFM
- 『メッセンジャー』 (1999年)マウンテンバイク、自転車便
- 『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』 (2007年)ボディコン、ディスコ、バブル
舞台
マンガ
(「マンガ狂につける薬」(呉智英、「ダ・ヴィンチ」連載)2007年5月号掲載分に記述あり)
- ビッグコミックスピリッツに読切作品が何度か掲載された。
関連項目
- フジテレビジョン
- 電通
- 小学館
- 資生堂 - 育毛剤の宣伝において、ホイチョイ・プロダクションズが「薄毛はあなた一人の問題ではありません。子孫に迷惑です。」というコピーを企画し、脱毛症の人への差別として非難を浴びた。
外部リンク
- HOICHOI PRODUCTIONS
- 東京コンシェルジュ (2001年)
- 21世紀の歴史