カムペーンペット県
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カムペーンペット県(カムペーンペットけん、タイ語: จังหวัดกำแพงเพชร )はタイ・北部の県(チャンワット)の一つ。スコータイ県、ピッサヌローク県、ピチット県、ナコーンサワン県、ターク県と接する。名前の意味は「金剛の城壁」である。
地理
ピン川が流れており、県の東側が川に削られた平地となっている。西側には山地が広がる。県内の主要産物はバナナで、年に一度、ホンダやベンツなどの外資企業から地元の屋台までが出資して、非常に賑やかな収穫祭が開かれる。
県内のラーンクラブー郡では原油を産出しており、隣接するピッサヌローク県内のブンプラ駅から鉄道で積み出され、タイ中部の製油所へ輸送されている。
歴史
14世紀カムペーンペットはスコータイ王国の直轄地であった。同時に軍事要所でもあり、後のアユタヤ王朝時代もその城壁は維持された。現在でも城壁および、遺跡などが残っており、それらはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され、観光地として公開されている(カムペーンペット歴史公園を参照)。
県章
県名の意味「金剛の壁」がデザインされている。
県木はペグノキ(テンプレート:Snamei)、県花はミサキノハナ(テンプレート:Snamei)。