銀河高原ビール
テンプレート:Infobox 株式会社銀河高原ビール(ぎんがこうげんびーる)とは、岩手県和賀郡西和賀町の地ビールメーカーである。商号と同じ「銀河高原ビール」のブランド名で製品を製造・販売している。
ビールの概要
製造している銀河高原ビールのスタイルは、ヴァイツェンを元に独自にアレンジしたもの。
ドイツ産の大麦麦芽と小麦麦芽、ドイツ産のホップを100%使用し、和賀岳の伏流水を汲み上げて使用している。熱殺菌やろ過を行わないため、生きているビール酵母の味が特徴で、日本でビールの主流であるピルスナーの「キレ・苦み」と比べると、「甘み・コク」がある。特にこれまでビール(ピルスナー)が苦手だった女性層に「飲みやすい」と評価されている。
経営母体の推移
1996年(平成8年)、岩手県の住宅メーカー東日本ハウスの子会社として銀河高原ビール株式会社を設立。当初は、岩手県和賀郡沢内村(現・西和賀町)で地ビールの展開を行っていた。
創業後、地ビールブームにのり順調な滑り出しを見せたが、2001年(平成13年)にはブームの沈静化を受け、高山、阿蘇の2工場を閉鎖。那須工場とOEMの生産体制とした。
2002年(平成14年)に営業不振から銀河高原ビール(株)を高原販売(株)と会社名を変更し、清算。新たに銀河高原ビール(株)を設立し、旧銀河高原ビールが新会社に営業を譲渡した。
その後、営業のてこ入れのため、みのもんたをCMキャラクターとして採用。しかし黒字化には至らず2005年(平成17年)、再び会社の清算を決定[1]。ブランドや製造販売などはOEM生産元でもあった関連会社の東日本沢内総合開発(岩手県和賀郡西和賀町)に引き継がれることになり、那須工場および併設する那須ビール園は閉鎖となった[2]。
2010年(平成22年)2月1日付で、商号を東日本沢内総合開発(株)から「(株)銀河高原ビール」に変更した[3]。
注釈
- ↑ 2009年2月23日付で特別清算の終結決定。子会社の精算に関するお知らせ
- ↑ この那須工場および那須ビール園は、2006年にサッポロビールが取得し、2007年より那須工場・那須 森のビール園として操業している。また、銀河高原と同様のヴァイツェンである白穂乃香(地域限定・樽生限定)はここで生産されている。
- ↑ 第42期第1四半期 四半期報告書 3頁