大地みらい信用金庫
テンプレート:Infobox 大地みらい信用金庫(だいちみらいしんようきんこ、英語:Daichimirai Shinkin Bank)は、北海道根室市に本店を置く信用金庫である。釧路総合振興局の自治体である浜中町と根室振興局の全自治体(根室市・別海町・中標津町・標津町・羅臼町)の指定金融機関である。
概要
根室信用金庫と厚岸信用金庫が対等合併し改称発足した。存続金庫は、根室信用金庫であった。
合併した厚岸信用金庫は、厚岸町に本店を有していたが厚岸町の指定金融機関に指定されなかった(指定は北洋銀行)。また厚岸信用金庫では、スポーツ振興くじ(toto)当選券の払い戻しを2店舗で行っていたが、当金庫では行っていない。
主に根室振興局・釧路総合振興局を営業基盤とし、支店を設けているが、隣接するオホーツク総合振興局には支店・営業基盤ともにない。十勝総合振興局は営業エリアに含まれているが出店はしていない。2014年6月25日に、石狩圏を含む7市6町2村を新たに営業地区とする認可を北海道財務局より取得した。
預金量は3,025億円(2014年3月期決算)と、北海道内の信用金庫23金庫中9位であり、帝国データバンクの根室、釧路管内に本社を置く企業のメインバンク調査ではトップシェアである。
ビジネスマッチング、商談会の開催や産学官との連携(根室、釧路圏の企業、大学、自治体などで構成するKONSEN魅力創造ネットワークの設立)など、地域密着型金融への取り組みを積極的に行っている。CSRに対する取り組みでは、東日本大震災発生時に、震災遺児奨学支援のためのキャンペーン定期預金を発売し、総額の0.1%を公益財団法人みちのく未来基金へ寄付している。
自己資本比率は29.77%(2014年3月末現在、国内基準)と非常に高く、安定した経営を行っているが、預貸率は40%台と低い。
大分みらい信用金庫と交流があり、大規模災害発生時の相互応援に関する覚書を締結している。
なお、当庫の歯舞支店は日本の金融機関として最東端に位置する。位置的には珸瑤瑁郵便局の方が東にあるが、あくまでもゆうちょ銀行の代理店という扱いなので、純粋な金融機関としては歯舞支店が最東端になる。
沿革
- 1916年5月10日 - 根室信用金庫の前身、「有限責任根室信用購買販売組合」設立。
- 1938年 - 厚岸信用金庫の前身、「保証責任厚岸信用組合」設立。
- 1952年 - 有限責任根室信用購買販売組合、信用金庫法に基づき「根室信用金庫」に改組。
- 1953年 - 保証責任厚岸信用組合、信用金庫法に基づき「厚岸信用金庫」に改組。
- 2000年5月26日 - 理事会にて根室・厚岸両金庫の合併基本合意、8月22日臨時総代会にて合併を決議。
- 2001年3月19日 - 厚岸信用金庫・根室信用金庫が合併、大地みらい信用金庫に名称変更。
以上、全て大地みらい信用金庫2007年度版 ディスクロージャー誌より抜粋。
totoの払い戻し店
同金庫では、すべての支店ともスポーツ振興くじ(toto)当選券の払い戻しは行っていない。
関連項目
- 株式会社大地みらいサービス