南箕輪村
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南箕輪村(みなみみのわむら)は、長野県南部に位置する上伊那郡の村で、県内においては最も人口の多い村である。東西に大きく2つの飛び地になっている。信州大学農学部のキャンパスがある。
目次
地理
市街地は伊那谷を流れる天竜川の河岸段丘(古くから河岸段丘とは言われているが、20世紀末頃から断層とする説が有力である)上に位置する。また、西側の飛び地は中央アルプス北部の経ヶ岳を含む。
歴史
- 1875年(明治8年)2月18日 - 筑摩県伊那郡田畑村・神子柴村・大泉村・久保村・南殿村・北殿村が合併して南箕輪村となる。
- 1876年(明治9年)8月21日 - 長野県の所属となる。
- 1879年(明治12年)1月4日 - 郡区町村編制法の施行により上伊那郡の所属となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、南箕輪村が単独で自治体を形成。現在に至る。130年以上も飛び地のままで同じ村域となっている。
行政
キャラクター
- まっくん:大芝高原のキャラクターとして1994年に制定後、現在は村全体のキャラクターとなっている。村木アカマツの妖精である(公式サイト)。
- 2011年のゆるキャラグランプリで最下位となったことから、「日本一人気のないキャラクター」を逆手にとった広報活動を行うなどしている。
姉妹都市・提携都市
国内
地域
教育
- 信州大学農学部
- 長野県上伊那農業高等学校
- 南箕輪中学校
- 南箕輪小学校
- 南箕輪南部小学校
※日本の村で唯一、国立大学が存在する村であり、小学校から大学までの教育機関が存在する村である。
職業訓練
- 長野県伊那技術専門校
人口
県内の村では最多。全国の村の中では第9位。人口は微増傾向にある。テンプレート:See also
交通
鉄道
バス
- まっくんバス - 平日に村内を巡回する。伊那中央病院や役場、大芝高原などを通る。伊那インター前、北殿・田畑両駅にも停車する。
- 高速バス
- 中央高速バス - 新宿高速バスターミナル発着の飯田線が伊那バスストップ(中央道伊那インター、高速上の停留所)、駒ヶ根線が伊那インター前(インター外)に停車。
- 中央道高速バス - 名古屋線(名鉄バスセンター発着)が伊那インター前(インター外)に停車。
- アルペン伊那号 - 大阪線(大阪梅田発着)が伊那インター前(インター外)に停車。
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 名所等
- 新四国霊場
- 殿村八幡宮
- 恩徳寺
- 大宗館文庫
- 北殿エドヒガンザクラ
- 大芝高原
- 大芝の湯(大芝高原温泉)
- 祭事等
- 田畑半沢ほたる祭り(6月中旬)
- 大芝高原灯ろうまつり(7月上旬)
- 子ども地球サミット(7月下旬から8月上旬)
- 盆正月(田畑地区、8月16日深夜-8月17日早朝)
- 庄屋の家の玄関を封鎖して正月飾りをつけ盆休みの1日延長を求めた故習。100年以上の歴史を持つ。(伊那毎日新聞)
- 信州大芝高原まつり(8月下旬)
- 信州大芝高原イルミネーションフェスティバル(10月)
- 南箕輪村産業祭(10月下旬)
- 落葉松祭(信州大学農学部学園祭、11月下旬)