沖縄海邦銀行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox テンプレート:基礎情報 銀行
株式会社沖縄海邦銀行(おきなわかいほうぎんこう、THE OKINAWA KAIHO BANK, LTD. )は、沖縄県那覇市久茂地に本店を置く第二地方銀行。通称は海銀。
概要
2011年秋をめどに東証2部への上場を目指し準備を進めていたが[1]、市場動向を考慮して2013年3月期以降に延期されている[2]。また、本店が老朽化した為、2016年6月の竣工を目指し新本店の建設が進められている。
沿革
- 前身は沖縄無尽と那覇無尽で、1949年(昭和24年)に創立。その後、立法院において相互銀行法(1953年(昭和28年)立法第68号)が成立したのに伴い同年11月に、それぞれ(旧)沖縄相互銀行・第一相互銀行に行名を改めた。
- 1964年(昭和39年)4月に前述の2行が合併し、中央相互銀行になる。同行の設立はこの中央相互銀行の合併を基点としている。
- 1972年(昭和47年)3月に日本への本土復帰に備えて社名を沖縄相互銀行に変更(本土には名古屋市に本店を置く別の中央相互銀行(現愛知銀行)が存在した)。5月日本の相互銀行法に基づき金融機関となる
- 1974年(昭和49年) - 外国為替業務の認可下りる
- 1987年(昭和62年)6月 - 本店の増改築工事行う
- 1989年(平成元年) - 相互銀行の普通銀行転換(第二地方銀行化)に伴い、行名を現在の沖縄海邦銀行に改める
- 1990年(平成2年) - 地方銀行、都市銀行との銀行連携システムMICSの連携
- 1999年(平成11年) - 郵便貯金(現:ゆうちょ銀行)とのオンライン提携
- 2000年(平成12年) - インターネットバンキングの開始
- 2001年(平成13年) - 傷害保険の取り扱い開始
- 2002年(平成14年) - 生命保険の取り扱い開始
- 2010年(平成22年)
- 2014年(平成26年)3月31日 - 子会社であるかいぎんビジネスサービス及びかいぎんシステムを解散。
ATM提携
九州地区の第二地方銀行各行(と第二地銀だった旧・福岡シティ銀行の流れから西日本シティ銀行)とATMの相互開放サービスを行っている。
以下の各銀行のキャッシュカードで預金の引き出しを行う際、他行手数料はかからない。(但し後述のMMK利用の場合は対象外。)
土曜日の14:00までの時間帯において、上記提携銀行のカードでは手数料がかからないが、海邦銀行のカードの場合は出金手数料がかかってしまう。
また、同行と沖縄銀行・コザ信用金庫・JAおきなわと合同で、マルチメディアキオスク(MMK)「うちな〜ネット」による共同ATMも展開している(カードのみの利用で、通帳による取引はできない。また、同行が独自にこれら上記に掲載の金融機関相互間などと言った、各業態間の相互無料提携については対象外となる)。
注:なお、これまで沖縄県労働金庫も「うちな~ネット」共同ATM提携に参加していたが、同労金が他行ATMキャッシュバックサービス実施を始めることに合わせ、2010年(平成22年)10月以降順次撤退することになった。[3]
関連会社
- 株式会社かいぎんカード
- 株式会社海邦総研
社史・記念誌
- 沖縄相互銀行三十年史(沖縄相互銀行・編集) 1984年(昭和59年)12月発行、297ページ。
- 沖縄海邦銀行55年史(沖縄海邦銀行・編) 2006年(平成18年)12月発行、448ページ。