陣馬山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox 山 陣馬山(じんばさん)は、東京都八王子市と神奈川県相模原市緑区との境界にある標高854.8mの山である。従来は陣場山の字が使われた。
概要
関東山地の東縁に位置する山で、広く平坦な頂上のため陣馬高原とも呼ばれる。東京都立高尾陣場自然公園、および神奈川県立陣馬相模湖自然公園に指定されており、関東の富士見百景、かながわの景勝50選および八王子八十八景に選ばれている。また奥高尾縦走路、桜の名所の山としても知られる。
名前の由来は、北条氏の滝山城を攻めた武田氏が陣を張った「陣場」説、カヤ刈場であったことから「茅(チガヤ)場」から音が変化したとの説、馬の陣を張ったことから「陣馬」の文字が使われた説とがある。 1960年代後半に京王帝都電鉄(現:京王電鉄)が、観光地として売り出すために山頂に白馬の像を建てて象徴化した。
山頂にトイレはあるが水場は無い。売店は信玄茶屋、富士見茶屋、清水茶屋がある。売店の営業時間は9時頃〜夕方で、平日の営業縮小・定休日・冬期休業などがある。
アクセス
- JR中央本線・京王電鉄京王高尾線・高尾駅北口より西東京バス「[霊園32] 陣馬高原下」行で終点「陣馬高原下」下車(45分)、登り1時間20分・下り1時間[1]。混雑時は「夕焼小焼」まで止まらない急行バスが増発される。
- JR中央本線藤野駅より津久井神奈交バス「[野08] 和田」行で
- 和田峠より登り30分・下り20分[1]。
- 京王高尾線高尾山口駅より高尾山・景信山経由で行き5時間40分・帰り5時間5分[1](6号路もしくは稲荷山コース経由の場合)。
陣馬高原下もしくは陣馬登山口(一ノ尾根)から登る人が多い。陣馬高原下バス停の方がバスの本数が多く、陣馬登山口(一ノ尾根)の方が勾配が緩い。
2006年11月までの春・秋の日曜・祝日には、京王電鉄京王線京王八王子駅・JR中央本線八王子駅北口より西東京バスの「夕やけ小やけ号」が陣馬高原下まで運行していた。
画像
- Mt.Jinba-top.jpg
広々とした陣馬山の山頂
- Mt.Jinba Kanagawa-no-keisho-50sen.jpg
かながわの景勝50選の碑
テンプレート:Wide image テンプレート:Wide image