名古屋高速2号東山線
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名古屋高速2号東山線(なごやこうそく2ごうひがしやません)は、愛知県名古屋市中村区の新洲崎JCTから愛知県名古屋市名東区の高針JCTへ至る名古屋高速道路の路線である。道路法上は、名古屋市道高速1号(中川区島井町~千種区鏡池通)の一部と名古屋市道高速1号四谷高針線(千種区鏡池通~名東区猪高町)の全部からなる[1]。
概要
起点から吹上東出入口を過ぎるあたりまでは若宮大通の上を通っている。そこから東側は終点まではほとんど掘割または地下区間となる。四谷出入口-高針JCTに東山トンネルがある。
接続高速道路
- 名古屋高速5号万場線(新洲崎JCTで直結)
- 名古屋高速都心環状線(丸田町JCTで接続)
- 名古屋第二環状自動車道(高針JCTで接続)
出入口など
出入口番号 | 施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) |
備考 |
---|---|---|---|---|
- | 新洲崎JCT | (5)万場線 | ||
211/201 | 白川出入口 | 若宮大通 | 千音寺(東名阪道)方面出入口 | |
- | 白川東出入口 | 若宮大通 | 計画中 | |
- | 丸田町JCT | (R)都心環状線 | 高針方面接続 | |
212/202 | 吹上東出入口 | 若宮大通 | 千音寺・都心環状方面出入口 | |
- | 吹上連絡路 | 廃止 | ||
213/203 | 吹上西出入口 | 若宮大通 | 高針方面出入口 | |
214/204 | 春岡出入口 | 国道153号 | 高針方面出入口 | |
215/205 | 四谷出入口 | 山手グリーンロード | 千音寺・都心環状方面出入口 | |
- | 高針料金所 | - | 千音寺・都心環状方面 | |
216/206 | 高針出入口 | 愛知県道59号名古屋中環状線 | 千音寺・都心環状方面出入口 | |
- | 高針JCT | 名古屋第二環状自動車道 |
- 201-206 東行、211-216 西行
- 吹上連絡路
- 都心環状線が全通する前には、5号万場線から3号大高線への連絡経路として吹上東出入口付近のループ構造でUターンを行う吹上連絡路があった。このカーブは都心環状線ができるまでの暫定的なものであった。また、そのためカーブが急であり、大型トラックなどが通る際に減速するので渋滞の温床にもなっていた。
- 都心環状線の全通により廃止になったが、現在はETC車限定で吹上東出入口と周辺の一般道を利用してUターンが可能である[2]。
歴史
- 1973年1月19日 : 名古屋IC直結ルートで都市計画決定(公示)
- 1976年11月29日 : 四谷から高針のルートを保留するかたちで都市計画変更(公示)
- 1986年10月27日 : 名古屋西JCT(5号万場線)-白川出入口開通。
- 1988年4月26日 : 白川出入口-吹上出入口(現在の吹上東出入口)開通、吹上連絡路開設。
- 1991年8月28日 : 四谷から高針のルート決定を受けて都市計画変更(公示)
- 1995年9月19日 : 吹上連絡路廃止。
- 2000年12月11日 : 吹上東出入口←四谷出入口(西行き)開通。吹上出入口を吹上東出入口に改称。
- 2001年6月1日 : 吹上東出入口→四谷出入口(東行き)開通。
- 2003年3月29日 : 四谷出入口-高針JCT開通、高針JCTで東名阪自動車道(現・名古屋第二環状自動車道)に接続。春岡入口開通。
当初、東山線は上社JCTを介して名古屋ICに直結する計画であったが、住民の反対運動で東山トンネルを介して高針JCTで名古屋第二環状自動車道に接続するように変更された[3]。よって、名古屋ICから名古屋都心へ向かう場合に東山線を利用すると、短い距離(4km弱)であるが名古屋第二環状自動車道の料金を支払わなければならずトータルの料金に割高感がある。このため、社会実験ではあるが2004年12月1日から2005年9月25日までETC割引実験を行ったことがある[4]。
交通量
平日24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)
- 愛知県名古屋市中区大須2丁目 : 18,755
- 愛知県名古屋市千種区吹上2丁目 : 37,877
- 愛知県名古屋市名東区猪高町高針 : 31,692