諏訪郡
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以下の2町1村を含む。
郡域
1879年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記2町1村に岡谷市・諏訪市・茅野市を加えた区域にあたる。
歴史
- 和名類聚抄や諏訪大明神絵詞の記述から、古代においては現在の上伊那郡北部も含まれていたことが推察される。
- 郡衙は岡谷市長地の榎垣外遺跡に比定されている。
- 天保5年2月6日(1834年3月12日) - 表記が諏訪郡に確定。
近世以降の沿革
知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
藩領 | 信濃高島藩 | 2町 143村 |
神戸村、赤沼村、飯島村、上金子村、新井村、上赤田新田村、下赤田新田村、中河原村、横内村、上原村、塚原村、向河原新田村[1]、矢ヶ崎村、粟沢村、下古田村、宮原新田村、福沢村、埴原田村、鋳物師屋新田村、北大塩村、一本木新田村、塩沢村、芹ヶ沢村、中村、●湯川村、堀新田村、南大塩村、塩之目村、上古田村、中込新田村、中沢村、山田新田村、金沢村、大沢新田村、大池新田村、柏原村、金山新田村、糸萱新田村、笹原新田村、須栗平新田村、新居新田村、白井手新田村、山口新田村、上菅沢新田村、下菅沢新田村、上場沢新田村、大日影新田村、御作田新田村、槻木新田村、小屋場村、中道村、子ノ神新田村、菊沢村、穴山村、大久保村、柳沢村、八ツ手新田村、払沢新田村、柏木新田村、中新田村、室内新田村、菖蒲沢新田村、木舟新田村、川久保新田村、青柳新田村、福島村、下金子村、中金子村、田辺村、文出村、小川村、有賀村、上野新田村、覗石新田村、北真志野村、板沢新田村、南真志野村、椚平新田村、後山新田村、大熊村、●神宮寺村、安国寺村、茅野村、舟久保新田村、二久保新田村、大河原新田村、下河原新田村、坂室新田村、御射山神戸村、栗生新田村、松目新田村、大平新田村、若宮新田村(現・富士見町)、木間村、休戸村、先能村、木戸口新田村、とちの木新田村[2]、花場新田村、横吹新田村、瀬沢村、机村、平岡村、神代村、烏帽子新田村、上蔦木村、下蔦木村、田端村、先達村、小東村、森新田村、葛久保村[3]、池袋村、高森村、乙事村、瀬沢新田村、立沢村、小六新田村、下桑原村[4]、大和村、高木村、富部村、下諏訪町[5]、友之町[6]、●下原村[7]、東山田村、西山田村、今井村、東堀村、西堀村、小梅沢新田村、若宮新田村(現・岡谷市)、小井川村、小口村、岡谷村、三沢村、新倉村、駒沢村[8]、鮎沢村、橋原村、花岡村、小坂村、上桑原村、田道新田村、小和田村[9] |
その他 | 諏訪大社領 | 7村 | 久保村、武居村、高部村、北久保新田村、田沢村、丸山新田村、神之原村 |
- 明治3年 - 小東村が先達村に、森新田村が田端村にそれぞれ合併。(2町148村)
- 明治4年
- 明治7年(1874年)から明治8年(1875年)にかけて下記の町村の統合が行われる。カッコ内は統合時期。(24村)
- 上諏訪村 ← 大和村、下桑原村、小和田村(明治7年10月13日)
- 下諏訪村 ← 下諏訪町、友之町、下原村、久保村、武居村、富部村、高木村(明治7年10月9日)
- 川岸村 ← 橋原村、鮎沢村、駒沢村、三沢村、新倉村(明治7年10月25日)
- 平野村 ← 岡谷村、小口村、小井川村、今井村、若宮新田村(現・岡谷市)、小梅沢新田村、西堀村(同上)
- 長地村 ← 東山田村、西山田村、東堀村(明治7年10月9日)
- 四賀村 ← 上桑原村、赤沼村、飯島村、神戸村(明治7年10月13日)
- 永明村 ← 上原村、横内村、塚原村、矢ヶ崎村(明治7年10月9日)
- 米沢村 ← 埴原田村、鋳物師屋新田村、北大塩村、一本木新田村、塩沢村(明治8年3月7日)
- 北山村 ← 柏原村、湯川村、芹ヶ沢村、糸萱新田村(同上)
- 湖東村 ← 中村、笹原新田村、須栗平新田村、堀新田村、金山新田村、新居新田村、山口新田村、上菅沢新田村、白井手新田村(明治8年2月18日)
- 豊平村 ← 下菅沢新田村、福沢村、南大塩村、塩之目村、下古田村、上古田村、宮原新田村、中込新田村、御作田新田村(同上)
- 玉川村 ← 山田新田村、中沢村、田道新田村、粟沢村、神之原村、子ノ神新田村、菊沢村、穴山村、北久保新田村(明治7年11月25日)
- 泉野村 ← 中道村、小屋場村、槻木新田村、上場沢新田村、大日影新田村(明治8年3月7日)
- 原村 ← 大久保村、柳沢村、八ツ手新田村、払沢新田村、柏木新田村、菖蒲沢村、中新田村、室内新田村(明治8年1月23日)
- 本郷村 ← 乙事村、立沢村(明治8年3月7日)
- 境村 ← 田端村、先達村、葛窪村、池袋村、高森村、小六新田村(明治8年3月7日)
- 落合村 ← 上蔦木村、下蔦木村、神代村、平岡村、机村、瀬沢村、瀬沢新田村、先能村、木戸口新田村、烏帽子新田村(明治7年10月25日)
- 富士見村 ← 木間村、休戸村、花場新田村、横吹新田村、とちの木新田村[2]、若宮新田村(現・富士見町)、松目新田村、大平新田村、栗生新田村、御射山神戸村(同上)
- 金沢村 ← 金沢村、木舟新田村、大池新田村、大沢新田村、川久保新田村、青柳新田村(明治7年11月7日)
- 宮川村 ← 丸山新田村、田沢村、二久保新田村、舟久保新田村、坂室新田村、茅野村、向河原新田村、大河原新田村、下河原新田村、中河原村、安国寺村、新井村、上赤田新田村、下赤田新田村、高部村(同上)
- 中洲村 ← 神宮寺村、上金子村、中金子村、下金子村、福島村(明治7年10月22日)
- 湖南村 ← 北真志野村、南真志野村、大熊村、田辺村、後山新田村、板沢新田村、椚平新田村(同上)
- 豊田村 ← 有賀村、上野新田村、覗石新田村、文出村、小川村(同上)
- 湊村 ← 小坂村、花岡村(明治7年10月25日)
- 明治9年(1876年)8月21日 - 第2次府県統合により長野県の管轄となる。
- 明治12年(1878年)1月4日 - 郡区町村編制法の長野県での施行により、行政区画としての諏訪郡が発足。郡役所を上諏訪村に設置。初代郡長は坂本俊秀。
- 明治16年(1883年) - 本郷村が分割されて乙事村・立沢村となる。
町村制以降の沿革
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。[ ]は改めて再編された町村。(24村)
- 明治24年(1891年)
- 明治26年(1893年)6月30日 - 下諏訪村が町制施行して下諏訪町となる。(2町22村)
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和11年(1936年)4月1日 - 平野村が市制施行・改称して岡谷市となり、郡より離脱。(2町21村)
- 昭和16年(1941年)8月10日 - 上諏訪町・豊田村・四賀村が合併して諏訪市が発足し、郡より離脱。(1町19村)
- 昭和23年(1948年)5月3日 - 永明村が町制施行・改称してちの町となる。(2町18村)
- 昭和30年(1955年)
- 昭和32年(1957年)3月25日 - 長地村が岡谷市に編入。(3町1村)
- 昭和33年(1958年)
- 昭和58年(1983年)7月27日 - 下諏訪町と岡谷市・諏訪市の諏訪湖上の境界線が確定。
変遷表
明治22年以前 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和25年 | 昭和26年 - 昭和30年 | 昭和31年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
平野村 | 平野村 | 昭和11年4月1日 改称市制 岡谷市 |
岡谷市 | 岡谷市 | 岡谷市 | 岡谷市 | |
湊村 | 湊村 | 湊村 | 昭和30年1月1日 岡谷市に編入 | ||||
川岸村 | 川岸村 | 川岸村 | 昭和30年2月1日 岡谷市に編入 | ||||
長地村 | 長地村 | 長地村 | 長地村 | 昭和32年3月25日 岡谷市に編入 | |||
上諏訪村 | 明治24年4月28日 町制 上諏訪町 |
昭和16年8月10日 諏訪市 |
諏訪市 | 諏訪市 | 諏訪市 | 諏訪市 | |
豊田村 | 豊田村 | ||||||
四賀村 | 四賀村 | ||||||
湖南村 | 湖南村 | 湖南村 | 昭和30年4月1日 諏訪市に編入 | ||||
中洲村 | 中洲村 | 中洲村 | |||||
永明村 | 永明村 | 昭和23年5月3日 改称 ちの町 |
昭和30年2月1日 茅野町 |
昭和33年8月1日 茅野市 |
茅野市 | 茅野市 | |
宮川村 | 宮川村 | 宮川村 | |||||
金沢村 | 金沢村 | 金沢村 | |||||
玉川村 | 玉川村 | 玉川村 | |||||
豊平村 | 豊平村 | 豊平村 | |||||
泉野村 | 泉野村 | 泉野村 | |||||
北山村 | 北山村 | 北山村 | |||||
湖東村 | 湖東村 | 湖東村 | |||||
米沢村 | 米沢村 | 米沢村 | |||||
下諏訪村 | 明治26年6月30日 町制 下諏訪町 |
下諏訪町 | 下諏訪町 | 下諏訪町 | 下諏訪町 | 下諏訪町 | |
富士見村 | 富士見村 | 富士見村 | 昭和30年4月1日 富士見町 |
富士見町 | 富士見町 | 富士見町 | |
境村 | 境村 | 境村 | |||||
本郷村 | 本郷村 | 本郷村 | |||||
落合村 | 落合村 | 落合村 | |||||
原村 | 原村 | 原村 | 原村 | 原村 | 原村 | 原村 |
脚注
参考文献
- 「長野県公式」に記載されているが「旧高旧領」に記載されていない村は枝郷とみなし、本項では割愛した。