赤渕駅
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赤渕駅(あかぶちえき)は、岩手県岩手郡雫石町御明神赤渕にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)田沢湖線の駅である。
隣駅の田沢湖駅までは県境をまたいで18.1km離れており、盛岡駅からの列車の多くが当駅または雫石駅で折り返すため、この区間は列車本数が少ない(当駅折り返しは2.5往復)。当駅までが盛岡支社の管轄で、隣の田沢湖駅より大曲方面は秋田支社管轄となる[1]。
当駅には秋田新幹線「こまち」も上下列車交換のため運転停車する時間帯がある。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎は無いがホーム上に待合室がある。雫石駅管理の無人駅。
のりば
1 | テンプレート:Color田沢湖線(下り) | 田沢湖・大曲方面 |
テンプレート:Color田沢湖線(上り) | 雫石・盛岡方面(当駅始発) | |
2 | テンプレート:Color田沢湖線(上り) | 雫石・盛岡方面 |
駅周辺
民家は国道沿いに数軒ある。
- 国道46号…駅の前を通っている。
- 国見温泉…国道46号と岩手県道266号国見温泉線を経由してゆく山岳温泉地。徒歩での移動は勧められない。
- 道の駅雫石あねっこ
- 竜川
歴史
1922年から1944年までは雫石駅から当駅付近を経由して当駅北方の橋場駅まで橋場線が開通していた。当駅を含め橋場駅と雫石駅間には途中駅はなかった。1944年から1964年までは不要不急線として休止扱いとなり、レール等も撤去された。
戦後、橋場線延伸のルートが橋場駅経由の当初計画から変更されたため、新ルート(現在の田沢湖線ルート)と橋場方面の分岐点に位置する場所に赤渕駅が設置されることとなり、1964年に橋場線は赤渕駅まで再開業した。
その2年後の1966年に赤渕駅から田沢湖駅(旧生保内駅)までが開業することで橋場線・生保内線が連結され(全線開業)、赤渕駅は両線の改称により田沢湖線赤渕駅となって現在に至る。
- 1964年(昭和39年)9月10日 - 開業。開業時は橋場線の終着駅であった。
- 1966年(昭和41年)10月20日 - 橋場線は田沢湖線に改称、同線の中間駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道に承継。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color田沢湖線
- ※田沢湖駅との駅間距離(18.1km=営業キロ)は2013年3月16日のダイヤ改正まではJR東日本管内の在来線で最長であったが、同改正で只見線の田子倉駅が廃止されたのに伴い、以降は同駅を挟んでいた只見駅 - 大白川駅間(20.8km=同)が最長となっている。