微細構造定数
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テンプレート:物理定数 微細構造定数(びさいこうぞうていすう、テンプレート:Lang-en)は、物理定数の一つであり、素粒子の基本相互作用の一つである電磁相互作用の結合定数である。量子電磁力学において重要な定数である。無次元の量で、単位はない。通常は記号 α で表される。 微細構造定数の値は テンプレート:Indent である(2010 CODATA推奨値[1])。微細構造定数の逆数(測定値)もよく目にする量で、その値は テンプレート:Indent である[2]。
微細構造定数はSI単位系において テンプレート:Indent と表される。ここで、<math>\hbar</math> はプランク定数(ディラック定数)、<math>c</math> は真空中の光速、<math>e</math> は電気素量、<math>\epsilon_0</math> は真空の誘電率である。電磁相互作用の強さの尺度である電気素量を、量子論を特徴付ける定数であるプランク定数と、相対論を特徴付ける定数である光速と関連付けている量といえる。
cgsガウス単位系では テンプレート:Indent と表され、自然単位系では テンプレート:Indent と表される。