量子論
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量子論(りょうしろん、quantum theory)は、1900年にドイツのマックス・プランクがエネルギー量子仮説を発表し創始した、量子現象を扱う自然科学の理論の総称である。対義語は古典論。その数学的理論体系である量子力学や量子物理学と同一視されることが多いが、量子力学の応用は全ての自然科学領域に及んでいる。1927年頃に確立された量子力学に対して、それ以前の学説を前期量子論と呼んでいる。
概要
量子論は、次のような分野に分かれる。
量子論は、アルベルト・アインシュタインやニールス・ボーア、エルヴィン・シュレーディンガーらによって発展を続け、量子力学の建設へと繋がった。量子論は、20世紀の物理学・諸科学に革命を起こした。
プランクが提唱したエネルギー量子は、次の式で表される。
<math>E=h \nu \ </math>
ここで、<math>E \ </math>はエネルギー、<math>h \ </math>はプランク定数、<math>\nu \ </math>(ニュー)は振動数である。