福島県立川口高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福島県立川口高等学校(ふくしまけんりつかわぐちこうとうがっこう)は、福島県大沼郡金山町に所在する県立高等学校。学生や地元住民からは川高(かわこう)の愛称で親しまれる。2008年に創立60周年を迎えた。
概要
奥会津地域に所在する高校である。小規模である利点を生かして進学指導や就職指導に力を入れており、数学と英語では2学級を3分割した習熟度別授業を実施し、進学補習や公務員試験の補習、個別指導が盛んに行われている。進学では国立大学に毎年合格者を輩出している。また就職ではインターンシップの実施や、訪問介護員2級資格を取得出来る社会福祉コースが設置されている。遠距離通学生のために寄宿舎が存在しており、寄宿舎内で球技大会やクリスマス会等の行事が行われている。なお土・日に部活動に励みたい生徒には金山町の民宿や旅館に宿泊することとなるが、その際に費用の半額を町が補助している。
沿革
- 1948年7月31日 - 福島県立川口高等学校として開校。定時制農業科・家政科を設置。同郡横田村、沼沢村、昭和村に分校を設置。
- 1948年8月18日 - 開校式挙行。
- 1950年 - 本校に定時制普通科を設置。
- 1950年11月3日 - 本校校舎竣工式。
- 1951年 - 本校に全日制普通科設置、定時制普通科を閉課程。
- 1951年5月3日 - 昭和分校旧校舎焼失。
- 1952年5月3日 - 沼沢分校校舎竣工式。
- 1952年12月3日 - 昭和分校校舎竣工式。
- 1953年 - 沼沢分校定時制農業科・家政科募集停止、短期産業教育課程を設置。
- 1955年8月13日 - 横田分校校舎落雷により全焼。
- 1958年 - 沼沢分校が短期産業教育課程募集停止に伴い閉校。
- 1959年 - 本校農業科・家庭科募集停止。
- 1960年2月11日 校歌制定。
- 1960年12月15日 - 旧校舎より新校舎に移転。
- 1961年12月23日 - 校旗制定。
- 1963年 - 横田分校が閉校。
- 1976年 - 昭和分校が閉校。
- 1982年10月16日 - 新校舎竣工式。
- 1984年10月21日 - 学校後援組織「桐径会」結成。
- 1990年4月1日 - 社会福祉(選択科目)学習を開始。
- 1995年4月1日 - 社会福祉コース設置。
- 2008年 - 創立60周年記念式典(予定)。