大野健一
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大野 健一(おおの けんいち、1957年9月25日 - )は、日本の経済学者。専門は、開発経済学、途上国経済論。政策研究大学院大学教授、スタンフォード大学経済学博士。ベトナム教育事業勲章受章。
人物
神戸市生まれ。一橋大学経済学部卒業後、スタンフォード大学経済学部大学院博士課程修了、経済学博士(Ph.D.)。国際通貨基金勤務、筑波大学社会工学系助教授、埼玉大学大学院政策科学研究科教授を経て、現在、政策研究大学院大学教授。
- 1997年『市場移行戦略』でアジア・太平洋賞特別賞受賞、2001年、『途上国のグローバリゼーション』で大佛次郎論壇賞及びサントリー学芸賞を受賞。
- 2011年11月28日 ベトナム教育事業勲章受章[1]。
- 2012年 国際社会で顕著な活動を行い世界で『日本』の発信に貢献した業績をもとに、外国人プレス関係者により構成される、世界で活躍し『日本』を発信する日本人プロジェクトより、内閣府から「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」の一人に選ばれた。英語名:Profiles of "Passion without borders" Japanese.
著書
単著
- 『国際通貨体制と経済安定』(東洋経済新報社, 1991年)
- 『市場移行戦略――新経済体制の創造と日本の知的支援』(有斐閣, 1996年)
- 『途上国のグローバリゼーション――自立的発展は可能か』(東洋経済新報社, 2000年)
- 『途上国ニッポンの歩み――江戸から平成までの経済発展』(有斐閣, 2005年)
共著
- (大野泉)『IMFと世界銀行――内側からみた開発金融機関』(日本評論社, 1993年)
- (桜井宏二郎)『東アジアの開発経済学』(有斐閣, 1997年)
- (ロナルド・マッキノン)『ドルと円――日米通商摩擦と為替レートの政治経済学』(日本経済新聞社, 1998年)
- (坂野潤治)『明治維新 1858~1881』 (講談社現代新書, 2010年1月)
共編著
- Japanese Views on Economic Development: Diverse Paths to the Market, co-edited with Izumi Ohno, (Routledge, 1998).
- (川端望)『ベトナムの工業化戦略――グローバル化時代の途上国産業支援』(日本評論社, 2003年)
脚注
- ↑ 世界で活躍し『日本』を発信する日本人 プロジェク2 0 1 2 年 9 月国 家 戦 略 室