THE WAVE!
THE WAVE!(ザ ウェイブ)は、2005年7月23日・24日放送のFNS ALLSTARS あっつい25時間テレビやっぱ楽しくなければテレビじゃないもん!内で放送されたテレビドラマの作品。アメリカ合衆国のドラマ「24 -TWENTY FOUR-」をモチーフとしたリアルタイムドラマの逆輸入・日本版で、25時間内で全部で13話を放送。
10本目と11本目は、主演の明石家さんまが出演したコーナー「お台場生明石城 流動的万石」の中で放送。
2005FNSの日とのリンク放送
このTHE WAVE!の最大の特徴はリアルタイムドラマで有る事。2005夏に放送した第19回2005FNSの日の放送時間とリンクして放送する。1話辺り5分から10分の放送となる。
あらすじ
首都圏のテレビ局「テレビエイト」はいつもの週末を迎えていた。その日、人気クイズ番組の生放送中に謎の武装集団が番組に乱入し、テレビエイトは編成局を除き武装集団に制圧、電波ジャックされてしまう。編成局長「藤崎」をはじめとする編成局員は武装集団と交渉し戦っていく。
キャスト
- テレビエイト
- 藤崎勝(明石家さんま)
- テレビエイトの編成局長。犯人グループと交渉に当たる。宇野こうたとは飲み仲間であり同人をちゃんづけする程に仲が良い。
- 編成部
- 島竜之介(内村光良)
- 事件の最中に倉庫で眠っていたのを谷口に発見され藤崎に怒られる。後半ではその怒られた名誉挽回を懸けて技術部出身の機械オタクの経験を生かして作戦の中心を担う。大越の事を「大先輩」と言っており大越とのコンビ力はコンマ一秒のずれも無い程に抜群。
- 中垣勇一(宮迫博之)
- 人質解放のために自ら進んで「報道エイト」の台本を「エイトチャレンジ」のスタジオに持っていくが、武装集団の罠にはまり中西と一緒に軟禁された状態になってしまう。
- 谷口真治(ヒロシ)
- 警察に電話をかけた編成部員。そのことを藤崎にしかられるが、不安だったからか、たまらず反論する。元美術部出身で風船と藤崎が息子に買ったラジコンのプロペラ機を使いビデオテープを外に運ぶ作戦を提案する。果たして成功するのか?
- 下っ端時代、大ポカをやったとき藤崎が諭してくれたことから、彼を信頼している。
- 編成部員(ふかわりょう)
- 島竜之介(内村光良)
- 永田俊二ディレクター(堀内健)
- 「エイトチャレンジ」のディレクター。田畑に犯人グループが殴りかかったとき右腕を痛める。
- 田畑緑子(タイムキーパー)(青木さやか)
- 「エイトチャレンジ」のタイムキーパーで永田のよき右腕。アキラと言う男と別れており、返却された彼女の携帯にはアキラからのメッセージが大量に入っていた。
- 宇野こうた(ラサール石井)
- 生放送のクイズ番組「エイトチャレンジ」の司会者。犯人グループの声明を無理やり読まされる羽目に。
- 内藤カメラマン(三村マサカズ)
- 「エイトチャレンジ」のカメラマン。スタジオ内の中継を任されていたが、次第に反抗しだす。
- 中西浩介(AD)(竹山隆範)
- 入社9年目にして未だにADをしている駄目社員。セットの金網の下に隠れていたことから藤崎に情報提供役を任されるが結局見つかり、カメラ倉庫に閉じ込められてしまう。
- 峰岸英明(ほっしゃん。)
- 峰岸法務大臣の息子。
- 電話オペレーター
- 大越(マギー司郎)
- 島竜之介から「大先輩」と言われ親しまれている、この夏定年の技術部員。修理中の中継車を使って逆電波ジャックを試みる。
- 藤崎の妻・貴子(久本雅美)
- 息子の文男の誕生日に夫の勝が仕事で帰りが遅いことに納得行かない。電波ジャックが起きたときに、自宅で文男とともに武装集団に捕まってしまう。
- 藤崎の息子・文男(田中碧海)
- 8歳を迎える勝の息子。
- テレビ関東
- 「黒い風の旅団」
スタッフ
その他
放送前の各種プロモーションでは題名が「THE WAVE!」と表記されたことがあるが、実際の放送で使われたロゴは感嘆符のない「THE WAVE」である。
テレビ大分は『FNS25時間テレビ』をネットしていたものの、クロスネットの編成の都合で中断を繰り返していたため、本ドラマを全て同時ネットすることが不可能だったため、本ドラマだけ『FNS25時間テレビ』開始以前に先行ネットしていた。
舞台となったテレビエイト社屋の外観はフジテレビそのものである。
エピソードの最初と最後には時刻がリアルタイムで表示され、実時間とドラマの中の時刻が同時進行する設定だが、第1話だけは日付が「2005 07 22」と誤っていた。
キャストのほとんどをお笑いタレントが占めているのは、栗原プロデューサーがバラエティ班出身のため、そこでお世話になったバラエティタレントに対する恩返しという意図が込められている。お台場生明石城の中で放送されたのも栗原の強い要望によるもの。
テレビ局が乗っ取られ、テレビ愛を掲げる社員が闘うというストーリーは、ライブドア事件に対する栗原プロデューサーらの強いメッセージでもある。そのためか劇中での身代金は現金ではなくテレビエイトの株券である。
ヒロシの演技が、普段の持ちネタと変わりないものだったため、他の出演者からからかわれる。なお、番組PRでは「ヒロシのドラマ初出演作」と謳われていたが、ヒロシのドラマ出演はTBS系で2005年1月に放映されたスペシャルドラマ「タイガー&ドラゴン」が先。
このドラマにより、栗原プロデューサーが日枝久会長から会長賞を贈られた。