カピバラ

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:生物分類表 カピバラ英語:Capybara、スペイン語:Capibara、ポルトガル語:Capivara)は、カピバラ属唯一の種。学名:Hydrochoerus hydrochaeris

現生種の齧歯類では最大の種である[1][注釈 1]南アメリカ東部アマゾン川流域を中心とした、温暖な水辺に生息する。

近縁のケロドン (Kerodon) やいくつかの化石種と合わせてカピバラ科もしくはテンジクネズミ科カピバラ亜科を形成する。

呼び名

和名オニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)。

カピバラは、グアラニー語の「Kapiyva」(草原の主)に因み、それがスペイン語に転訛し、「Capibara」と呼ばれるようになった。

国によって多くの呼び方がある。列挙すると、

など。

なお、日本ではしばしばカピパラと誤記される。

特徴

カピバラは、体長105から135cm、体重35から65kgにまで成長する。性格は非常に穏やかで、人に懐く事からペットとしても人気がある。5cm以上にもなるタワシのような硬い体毛に覆われている。泳ぎが得意で、前足後足には蜘蛛の巣状の水かきがついている。群れを成して泳ぎ、捕食動物から身を隠すために水中に5分以上潜ることができる。鼻先だけを水上に出して眠ることもある。

オスは鼻の上に分泌腺(モリージョ)があり、交尾期になると、メスを惹き付けるために、これを周囲の木の葉にこする。妊娠期間は150日で、齧歯類の中で例外的に巣を作らず、水辺の草むらに直接仔を1-7匹生む。一頭のオスと複数のメスとその仔からなる10頭ほどの群れで生活し、集団で子育てを行う。乾季になると、水場を求めて大移動を行ない、結果的に100頭以上の群れを形成することもある。寿命は5から10年。草食性で、朝夕に活動し、川辺で水中の草や木の葉などを食べて過ごす。

食肉としてのカピバラ

原産地のブラジル南部、アルゼンチン北部、ウルグアイパラナ川流域一帯では、家畜食糧にするために捕獲されることが多かったが、現在テンプレート:いつでは狩猟を禁止する国も多くなった。

日本で飼育されている場所

ファイル:Capybara Izu Shaboten 001.jpg
柚子湯に入る伊豆シャボテン公園のカピバラ

現在テンプレート:いつは日本各地の動物園で飼育されている。放し飼いされているところや、えさを与えたり触ったりできるところも多い。ただし寒さに弱く、冬場は展示していない動物園もある(例:旭川市旭山動物園)。

最も個体数が多い動物園は長崎バイオパークで、年によって変わるが、約30個体以上が飼育されている。バイオパークは実質的に放し飼い状態になっており、カピバラに直接触れることができる。

温暖な気候に生息しているため暖かい場所を好み、伊豆シャボテン公園など入浴(露天風呂)させる園も多く、柚子湯に入ったり、打たせ湯を浴びる姿を見られるところもある。写真のように、入浴中は人間同様に目を閉じて気持ちよさそうにしていることが多く人気が高い。

神崎農村公園ヨーデルの森では、お手や立っちの演技もショーの中で披露されている。

2011年9月に埼玉県こども動物自然公園からオスのカピバラ2頭が茨城県にある水族館アクアワールド・大洗に寄贈されたことで話題になった。

カピバラをモチーフとしたキャラクター

注釈 

  1. 化石種としては、さらに大きい種(テンプレート:Snamei)も存在する。[2]

出典 

  1. テンプレート:Harvnb
  2. テンプレート:Harvnb

参考文献 


外部リンク

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