ロバート・ホワイティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロバート・ホワイティング(Robert Whiting, 1942年 - )は、東京在住のアメリカ人ジャーナリスト。日本人論の論客。
人物・来歴
- アメリカ合衆国ニュージャージー州生まれ。カリフォルニア州立大学(ハンボルト校)[1]、上智大学を経て出版社に勤務した後、フリー・ジャーナリストとなる。スポーツをテーマに日本人論、日米比較文化論を展開している。
- 2000年に角川書店から出版した『東京アンダーワールド』はノンフィクションとしては異例の20万部を越えるベストセラーとなった。2001年にはハリウッドの大手映画スタジオであるドリームワークスが映画化権を取得。『レイジングブル』『タクシードライバー』『ザ・デパーテッド』のマーティン・スコセッシ監督、『グッドフェローズ』のジョー・ペシ主演で企画されている。
- 玉木正之や江夏豊によると、熱狂的な阪神タイガースファンである。
- ホワイティングの代理人は大手タレント事務所のICM(インターナショナル・クリエイティヴ・マネージメント)社。
著書
- 『菊とバット』(1977年、ISBN 4-377-40378-8)
- 『和をもって日本となす』(1990年、ISBN 4-04-791181-X)
- 『さらばサムライ野球』(ウォーレン・クロマティとの共著、1991年)
- 『日出づる国の奴隷野球―憎まれた代理人・団野村の闘い』(1999年、ISBN 4-16-355680-X)
- 『東京アンダーワールド』(2000年、ISBN 4-04-247103-X)
- 『東京アウトサイダーズ』(2002年、ISBN 4-04-791410-X)
- 『海を越えた挑戦者たち』(2002年、ISBN 4-04-247104-8)
- 『イチロー革命』(2004年、ISBN 4-15-208599-1)
- 『野球はベースボールを超えたのか』(2006年、ISBN 4-480-68736-X)
- 『サクラと星条旗』(2008年、ISBN 4-15-208897-4)
- 『新・イチロー伝説』(芝山幹郎との共著、2009年、ISBN 978-4-583-10201-6)
- 『野茂英雄 日米の野球をどう変えたか』(2011年、ISBN 978-4-569-79309-2)
- 『REGGIE』 (原作担当、GUY JEANS名義)
- ライアン・コネルがアメリカで発売した「Tabloid Tokyo」という本に紹介文を載せている。