高橋健一 (お笑い芸人)
テンプレート:Infobox お笑い芸人 高橋 健一(たかはし けんいち、1971年3月30日 - )は、日本のお笑い芸人であり、お笑いコンビキングオブコメディのツッコミ(たまにボケ)担当。
東京都大田区出身。プロダクション人力舎所属。
愛称は「パーケン」。これは中学校時代に友人が元々のあだ名「たかけん」を「パーケン」と聞き間違えたことが由来で、コンビ結成後これを今野に話したところ今野が頻繁にこのあだ名を使いだし、それが芸人たちの間で浸透したことから現在ではファンにも使われる愛称となっている。しかし、発信元である今野は現在高橋をパーケンとは呼んでおらず、もっぱら「お前」と呼んでいる。
略歴
東京都立雪谷高等学校[1]、2年の浪人生活(浪人中は研数学館へ通っていた)を経て、関東学院大学経済学部卒。キヤノン勤務(派遣)を経て、スクールJCAに6期生として入る[2]。
キヤノン時代は「コピー機は、ある程度の過酷な状況でも使えるかどうかの性能を試すために、例えば30度の温度、湿度80%の部屋で使用しそれを監視する仕事。部屋の状況により1週間に1,2枚紙が反りかえってコピーされてきたので、そういう時に『出ました―!!』と正社員を呼ぶ仕事」をしていた。ちなみに上司からは「高橋君、君この仕事向いてるよ」と言われた[3]。
スクールJCA時代、元「デカメロン」の金森隆造とコンビで活動していた[4]。その後、同じく6期生である現在の相方の今野浩喜と出会いコンビ結成。過去にピン芸人として活動していた[5]。
2007年7月11日午前8時頃、東京メトロ千代田線・北千住 - 町屋間のJR203系の車内で満員電車内での痴漢行為の容疑で荒川警察署に逮捕された。所属事務所は事実関係は不明としながら、「逮捕された事実を重く受け止める」として当面の芸能活動を自粛すると発表したが、7月13日に釈放された。高橋側は「裁判で冤罪を主張する」方針であったが、2007年12月28日に不起訴処分となった事が所属事務所より発表された(他乗客からの証言もあり痴漢冤罪とみられ、陳述書が集まるなど芸人仲間の支えもあった。)[6]。2008年1月1日に「バカ爆走ライブ」にて復帰した。復帰後のテレビ・ラジオ出演は2008年2月3日の『伊集院光 日曜日の秘密基地』である。
『ダイナマイト関西2008』で決勝進出。
人物・エピソード
- 今野のハイテンションとは反対に冷静なツッコミが特徴であるが、ネタによってはしつこいボケになる。
- 今野のキャラクターが目立っているため地味な存在になっている。
- そこそこイケメンなので、コントではアナウンサーや俳優などスマートな役設定が多い。ただ実際には、イケメン扱いはあまりされていない。
- クールな人物に見られがちだが、話し始めたら止まらないタイプ。トーク番組では相方・今野の倍以上喋ることも珍しくない。
- コントでの常識人のイメージとはかけ離れた意地汚い一面があるらしい。DVDの特典映像でその姿を見る事が出来る。
- バナナ炎にゲスト出演した際し、後に設楽はラジオで「高橋君は普通に見えるけど普通じゃない」と述べている。同様にアメトーークの「芸人ドラフト会議」で設楽は、「ものすごく普通の人で、叩いても何もでてこないが、最終的にとんでもないものが出てくる」と話している。
- 後輩の鬼ヶ島は「とにかくよく喋る」「飯食ったあと銭湯に入っていると『腹減ったー』と言った」などのエピソードを披露している。
- コントに関しては練習の虫で、とにかく練習したくて仕方無いタイプ。キングオブコント(以下KOC)の準決勝では他の芸人達がいない中、相方・今野と7時間ずっと練習していた。
- 第3回お笑いホープ大賞の決勝でネタ中に地震が発生するも、それをアドリブで取り入れ会場を笑わせた。しかし、地震に気づいていなかった相方の今野は「俺のボケをつぶしやがって」と思っていたらしい。
- 滑舌は良いとは言えず、セリフが聞き取りにくいことがあり、セリフを噛むこともある。本人いわくラ行は苦手らしく、しばしばダ行に聞こえる(「俺」というのが「おで」と言っているように聞こえてしまう)。居酒屋に行ったとき、ウーロン茶を頼むはずが、うどんが出てきたこともある。KOCの決勝でも2本目のネタの冒頭と車に乗り込んだあたりで噛んだ。優勝後「練習では倍噛んでいた」「あのネタを噛まずにやり終えたことがない」と語っている。ドリームマッチ2011でも「ららえ」への手紙が「だだえ」にしか聞こえないことをつかみとしてやった。
- 中学1年の時に初めて見た映画『プロジェクトA』を何度見ても泣いてしまう。初見の際は脚本がすごいと思いすぐに調べるなど、一般人と若干着眼点が違う。
- 焼きそばをストローで食べる、バイクにパーケン号とつけるなど、意外に不思議ちゃんである[7]。
- 縦笛の演奏が得意。趣味は釣りである。色弱であり、子どもの頃色鬼をする時に色が判別できず困っていた。
- KOC優勝後ずっと欲しいと言っていたカヤックを購入。自宅の軽トラに乗せて近場に行き、カヤックに乗りながら釣りをしている。
- 父親が宅配業を営んでおり、配送に使う軽トラ(当然、車体には社名が書かれている)でテレビ局に来たことがあり、それを見たバナナマンの設楽統は、「普通の人と感覚がかけ離れている」と思ったらしい。この話を聞いた千原ジュニアは「キング・オブ・コメディやな」とコメントしている。
- 父親の借金が2500万という話をよくTVやラジオで話をするが、このたびその借金がさらにあるということが判明した[8]。
- 上記のことからKOCで2010年に優勝してから寝坊すると父親が「これから駅まで送るよ」等と息子のヒモになろうとしていると明かしている。
- 前述のとおりKOCの決勝で噛んだことが原因で、打ち上げの席で事務所の先輩芸人であるドランクドラゴンの塚地武雅に「今野は優勝。お前、今野の邪魔するな」とまで酷評されたとのこと。[9]
- キングオブコント2010決勝前週に『バナナマンのバナナムーンGOLD』に出演した際「優勝するぞー!」と宣言し、見事優勝した後、再度同番組に呼ばれ「優勝したよーホントだよー!」と絶叫した。これをきっかけに優勝後出演した『ゴッドタン』や設楽とコンビを組んだ「ドリームマッチ2011」などで度々「ホントだよー!」を叫んでいるが、高橋自身は普段使っていない。
- 草津旅行からの帰りに鬼ヶ島の野田から薦められたことをきっかけに女性アイドルグループももいろクローバーZの大ファンとなり、ニコニコキングオブコメディ等でその魅力を熱く語っている。バナナマンの設楽によると「アイドルを好きになったことがないので、どこまで好きになったらいいかわからない」と話しているという。
単独でのテレビ出演
レギュラー
レギュラー以外での出演
- 雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!(テレビ朝日)※滑舌悪い芸人
- さきっちょ☆(同上)※ロケ企画で準レギュラーになったものの、出番のないまま最終回を迎え最終回はスタジオに登場し、番組最後の挨拶も任された。
- ミエリーノ柏木 第9話(2013年3月8日、テレビ東京) - B男 役
脚注
- ↑ アンジャッシュ・渡部のTwitterより
- ↑ テンプレート:Cite journal
- ↑ 『快傑えみちゃんねる』関西テレビ(関西ローカル)2011年1月14日放送より
- ↑ デカメロン通信 Q&A
- ↑ バカ爆走 1998年6月1日 新宿ミニホールFu-
- ↑ キングオブコメディの高橋健一が活動再開 『スポーツ報知』 2008年1月11日付
- ↑ 「お笑いスタイルラフ!vol.3」より
- ↑ ニコニコキングオブコメディ第13回放送より
- ↑ 白黒アンジャッシュでの発言より