吉崎勝
テンプレート:Infobox baseball player 吉崎 勝(よしざき まさる、1978年10月4日 - )は、元プロ野球選手(投手)。
来歴・人物
プロ入り前
東山高等学校では甲子園出場はなし。1997年にミキハウスに入社し、創設2年目の硬式野球部に所属。
1999年のドラフトにて日本ハムファイターズより3位指名を受けて入団。
日本ハム時代
決して直球は速くなかったが、技巧派として能力を発揮した投手であった。2000年5月31日に一軍初登板を果たしたが、以降3年間で一軍登板17試合無勝利に終わる。
2003年、監督に就任したトレイ・ヒルマンの目にとまり、開幕から先発ローテーションを任され大ブレーク。3月31日のロッテ戦で7回途中を無失点に抑え初勝利を挙げると、その後も好調を維持し続け、前半戦だけで8勝し、この年のオールスターゲームにも選出された。また、チームの連敗を5度も止める活躍も見せた。しかし、後半戦は一転苦しみ1勝も挙げることができず、最終的に22試合に登板し8勝6敗いう成績に終わった。前年6月に投球フォームを変え、シュートを覚えたことが前半の大躍進の一因となった。このフォームは足を上げたときに完全に顔を後ろに向けてから投げる非常に特徴的なもので、「あっちむいてホイ投法」「首だけトルネード」と呼ばれた。
2004年はキャンプ中の怪我でシーズンに出遅れた。復帰後4試合に先発したが3試合で5回以前にノックアウトされ、怪我の影響や変則フォームに打者が慣れたこともあり、0勝2敗に終わった。
2005年、先発ではなくリリーフとして起用されると適性を見せ、貴重な左の中継ぎとして前半戦だけで40試合に登板し、防御率3点台の成績でシーズン序盤の苦しい中継ぎ陣を支えた。しかし前半戦の酷使もあったのか、後半戦は右脇腹を痛め離脱。武田久やブラッド・トーマスといった中継ぎ投手の台頭により二軍でシーズンを終えた。
2006年、先発も視野に入れて調整し、先発もリリーフもこなせる立石尚行のような存在となることを目指していた、しかし高校の先輩で同じく変則左腕の岡島秀樹が加入し、二段モーション規制強化の影響などもあって、一軍登板なしに終わった。10月7日に戦力外通告を受けた。その後、東北楽天ゴールデンイーグルスの入団テストを秋季キャンプ中の宮城球場にて受け、採用が決定。11月13日に入団会見を行った。
楽天時代
2007年、楽天で手薄なリリーフとして期待されたが、一軍では1 2/3イニングで5失点と派手に打ち込まれてしまい、わずか2試合登板と戦力にならなかった。二軍では22試合で防御率1.42と好成績を挙げた。トレードマークであった変則投法だが、移籍後は以前ほど上半身をひねっていない。
2008年は、前年リーグ最多登板の左腕渡邉恒樹の離脱もあり、貴重な左の中継ぎとして登板機会を増やしていたが、交流戦のころから打ちこまれ初め、6月19日に一軍登録を抹消された。
2009年は一軍登板がなく、10月2日に二度目の戦力外通告を受け、引退。現在は日本ハムの打撃投手を務める。
プレースタイル
球速は常時130km/h台後半とスピードは無いが、スライダー・カーブ・フォーク・シュートといった多彩な変化球で打ち取るスタイル。
足を上げたときに、顔がファーストベース側を向く非常に変則的な投法である。
詳細情報
年度別投手成績
テンプレート:By2 | 日本ハム | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 21 | 3.0 | 7 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 4 | 4 | 12.00 | 4.00 |
テンプレート:By2 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 36 | 9.1 | 5 | 1 | 6 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 3 | 3 | 2.89 | 1.18 | |
テンプレート:By2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 8 | 2.0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 1.50 | |
テンプレート:By2 | 22 | 21 | 0 | 0 | 0 | 8 | 6 | 0 | -- | .571 | 484 | 111.1 | 118 | 16 | 46 | 0 | 2 | 73 | 3 | 0 | 63 | 54 | 4.37 | 1.47 | |
テンプレート:By2 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | -- | .000 | 82 | 16.0 | 24 | 1 | 11 | 0 | 3 | 9 | 0 | 0 | 15 | 14 | 7.88 | 2.19 | |
テンプレート:By2 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 8 | .333 | 188 | 41.2 | 50 | 4 | 21 | 0 | 2 | 11 | 0 | 0 | 20 | 18 | 3.89 | 1.70 | |
テンプレート:By2 | 楽天 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 11 | 1.2 | 6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | 27.00 | 4.20 |
テンプレート:By2 | 17 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ---- | 66 | 15.0 | 15 | 0 | 6 | 0 | 1 | 8 | 1 | 0 | 8 | 8 | 4.80 | 1.40 | |
通算:8年 | 102 | 25 | 0 | 0 | 0 | 9 | 10 | 0 | 10 | .477 | 896 | 200.0 | 228 | 22 | 96 | 0 | 8 | 109 | 6 | 0 | 118 | 106 | 4.77 | 1.62 |
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記録
- 初登板:2000年5月31日、対福岡ダイエーホークス11回戦(東京ドーム)、10回表1死に5番手で救援登板、柴原洋に左前安打を許し降板
- 初奪三振:2000年6月1日、対福岡ダイエーホークス12回戦(東京ドーム)、9回表に柴原洋から
- 初先発・初勝利:2003年3月31日、対千葉ロッテマリーンズ1回戦(千葉マリンスタジアム)、6回1/3を無失点
- 初ホールド:2005年3月30日、対西武ライオンズ3回戦(札幌ドーム)、7回表に2番手で救援登板、1回無失点
- オールスターゲーム出場:1回(2003年)
背番号
- 34 (2000年 - 2006年)
- 40 (2007年 - 2009年)