インドの言語の話者数一覧
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インドの言語の話者数一覧 は、インドにおいて1,000万人以上の話者が存在する言語について、それぞれの言語の話者数を示したものである。英語はインドの言語ではないが、第二言語として、5,000万人から最大で2億5,000万人の範囲のインドの人々によって話されている。以下に示す数字の出典はエスノローグ(Ethnologue)データベースである。また以下の一覧においては、当該言語を母語とする話者数を示している。
インドで話されている大部分の言語は、インド・ヨーロッパ語族 (約 74 %)か、ドラヴィダ語族 (約 24 %)、または、オーストロ・アジア語族 (ムンダ語派) (約 1.2 %)、シナ・チベット語族(チベット・ビルマ語派) (約 0.6 %) のいずれかに属するが、これら以外に、帰属がいまだ明らかでない、いくつかのヒマラヤ諸語が存在する。大英帝国の統治下で導入された英語は、インドの特定の民族と結びつきのないリンガフランカ(Lingua Franca)として重要な役割を担っている。
公式統計によると、インドで母語として話される言語は(方言を含め)1683あり、そのうち850言語が日常の社会生活で使用されている。エスノローグでは、インドについて、387の現存言語を扱っている。
目次
インドにおける話者数順位
(ドラヴィダ語族)以外は全てインド・ヨーロッパ語族
- ヒンディー語: 1億8,000万人
- テルグ語: 7,000万人 (ドラヴィダ語族)
- ベンガル語: 6,700万人
- タミル語: 6,600万人 (ドラヴィダ語族)
- マラーティー語: 6,500万人
- ウルドゥー語: 4,600万人
- グジャラート語: 4,300万人
- カンナダ語: 3,500万人 (ドラヴィダ語族)
- マラヤラム語: 3,400万人 (ドラヴィダ語族)
- オリヤー語: 3,000万人
- パンジャーブ語: 2,600万人
- ボージュプリー語: 2,300万人
- マイティリー語: 2,200万人
- アワディー語: 2,000万人
- アッサム語: 1,500万人
- ハリヤーンウィー語: 1,300万人
- マルワーリー語: 1,200万人
- チャッティースガリー語: 1,100万人
- マガヒー語: 1,100万人
- ダッキニー語: 1,100万人
その他の重要な言語
- 英語
- サンスクリット語 (古典語)
- ワグディ語 (Wagdi language)
- コンカニ語: 750万人
- トゥル語 (ドラヴィダ語族)
- コダグ語 (Kodava Takk) (ドラヴィダ語族)
- シンディー語
- ドグリ語
- フランス語
- ポルトガル語
- ボド語
- サンタル語
- カシミール語
- ネパール語
- シッキム語 (Sikkimese language)
- ゾンカ語 - チベット語
言語政策(状態)
エスノローグより、インドにおける言語状態別の分類(政策機関的なもののみ)
国語
地方言語
- アッサム語
- ベンガル語
- フランス語
- ガロ語
- グジャラート語
- カンナダ語
- カシ語
- コンカニ語
- マイティリー語
- マラヤーラム語
- マラーティー語
- マニプリ語
- ネパール語
- オリヤー語
- パンジャーブ語
- タミル語
- テルグ語
Wider communication
教育言語
- アムリ語(Amri Karbi)
- ボージュプリー語
- ビシュヌプリヤ・マニプリ語
- ボド語
- チャッティースガリー語
- ハカ・チン語
- マラ・チン語
- パイテ・チン語
- タドー・チン語
- ドーグリー語
- ガンテ語
- ガルワーリー語
- グジャール語
- フマール語
- カシミール語
- コワール語
- コク・ボロック語
- コム語
- クマーオニー語
- リンブー語
- マガヒー語
- マンデアーリー語
- ミゾ語
- アオ・ナガ語
- チョクリ・ナガ語
- コニャク・ナガ語
- リャンマイ・ナガ語
- マラム・ナガ語
- ポム・ナガ語
- ロンメイト・ナガ語
- サンタム・ナガ語
- スミ・ナガ語
- タンクール・ナガ語
- ネパール・バサ語
- パケー語(Phake)
- ラバー語
- サンバルプーリー語
- サンスクリット
- サンタル語
- シッキム語
- シンフォー語
- 東部タマン語
- ウ・ツァンチベット語
関連項目
外部リンク
- Major Indian Languages (英語)
- Languages of India (英語)