中川剛 (小説家)
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中川 剛(なかがわ ごう、1934年 - 1995年)は日本の憲法学者、行政法学者、行政学者、小説家。
人物
1934年に大連に生まれる。1957年に京都大学法学部を卒業。 広島大学法学部教授などに就任。行政法学者の中川丈久は息子。
表現の自由は、他の諸権利・自由に優越する価値を有さないとする説を唱えた(「表現の自由の経済的価値(上)(下)」『書斎の窓』1985年11月号・12月号)。これに反対する代表的な論者として奥平康弘がいる(「なぜ「表現の自由」か」東京大学出版会1988)。
中川 裕朗(なかがわ ゆうろう)名義で小説を執筆した。 1987年、『猟人の眠り』で第7回サントリーミステリー大賞佳作賞を受賞。
京都大学の応援歌「新生の息吹」の作詞者(京都大学#学歌参照)。
著書
法律書
- 『権力分立制の変貌(広島大学政経学部政治経済研究所』([広島大学政治経済研究双書]、1967年)
- 『立憲主義の研究』(法律文化社、 1972年/増訂版、1986年11月)
- 『行政一般法』(法律文化社、1973年)
- 『行政権の研究』(良書普及会、1978年)
- 『町内会』(中央公論社[中公新書]、1980年10月)
- 『行政評論-地縁・文化と法感覚』(三省堂 1982年10月)
- 『海洋型アジア文化の基層』(勁草書房 1983年11月)
- 『憲法を読む』(講談社[講談社現代新書]、1985年1月)
- 『行政理論と文化基盤』(三省堂、1986年12月)
- 『不思議のフィリピン』(日本放送出版協会[NHKブックス]、1986年11月)
- 『日本国憲法への質問状』(PHP研究所、1986年5月)
- 『日本人の法感覚』(講談社[講談社現代新書]、1989年5月)
- 『地方自治制度史』(学陽書房 1990年11月)
- 『基本的人権の考え方』(有斐閣、1991年8月)
- 『現代憲法大系 第10巻』(法律文化社、1992年1月)
- 『ガリバーの贈り物(読売新聞社、1994年11月)
- 『憲法評論』(信山社出版、1996年11月)
- 『文学のなかの法感覚』(信山社出版、1997年4月)