シトロエン・C2
C2は、フランス・シトロエンの小型ハッチバック自動車である。
概要
サクソ3ドアモデルの後継車種であり、同5ドアモデルの後継車種であるC3を初め、プジョー・206、1007とも基本プラットフォームを共有する。C2は、C3と比べてホイールベース及び全長が短くなっている。エンジンはC3と共通だが、C2のほうが軽量な分スポーティーな性格である。
搭載エンジンは1.1L(60PS)・1.4L(75PS)・1.4L(90PS)・フォード製1.4Lディーゼル(68PS)・1.6L(110PS)・1.6L(125PS)がラインナップされており、いずれも直列4気筒である。
日本導入モデルは1.4L(75ps)・1.6L(110ps)・1.6L(125ps)のみ。グレードは1.4VTRと1.6VTR、1.6VTSで、ともにスポーツモデルという位置づけである。
歴史
モータースポーツ
2004年から2010年までジュニアWRCのベース車両として参戦しており、軽快な運動性を得意とした走りを武器にスズキ・スイフトやルノー・クリオ等と激闘を繰り広げた。2005年はダニエル・ソルド、2008年はセバスチャン オジェ、2009年はマーティン・プロコップとそれぞれドライバーズチャンピオンが誕生している。
車名の由来
シトロエンの新世代の「C」シリーズ、C3のさらにコンパクト版であることからC2と命名されている。
その他
中華人民共和国ではC2 Chinaというモデルが現地生産されるが、これはプジョー・206の姉妹車であり、C2とは構造的に異なる。シトロエンのプレスリリース (英語)
- Citroën C2 rear.JPG
リア(2008年モデル)
- Citroën C2 VTS 2009.JPG
シトロエン・C2 VTS
- Martin Prokop - 2009 Cyprus Rally 2.jpg
ジュニアWRC2008年仕様 マーティン・プロコップ車(2008年JWRCチャンピオンカー)
- Ss9 meeke.jpg
ジュニア2005年WRC仕様 クリス・ミーク車
- Large mouth.jpg
C2のダッシュボード(右ハンドル仕様)