滋賀県立近代美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
滋賀県立近代美術館(しがけんりつきんだいびじゅつかん)は滋賀県大津市にある美術館。
概要
周囲に滋賀県立図書館、滋賀県立埋蔵文化財センター、茶室『夕照庵』等があるびわこ文化公園の文化ゾーンにある美術館で、1984年8月に開館した。近代日本画と戦後アメリカの現代美術を中心として展示している。中庭には、アレキサンダー・カルダーがシカゴ市内に設置したパブリックアート「フラミンゴ」の大型の試作品(マケット)が展示されている。
施設
- 常設展示室1
- 常設展示室2
- 企画展示室
- ギャラリー
- レファランスルーム
- 講堂
- ハイビジョンギャラリー
- ミュージアムショップ
- 野外展示場
- 中庭
- レストラン
主な収蔵品
- 下村観山― 「鵜鴎図」 (1901)、「観音図」(1911)、「維摩図」
- 菱田春草― 「雪の山」(1909)、「落葉」(1909)、「雪後の月」(1902)
- 速水御舟― 「菊写生帳」(1920)、「洛北修学院村」(1918) 、「鴫・柿・実」(1929)「遊魚」(1922)
- 小倉遊亀― 「童女入浴図」(1926 )、「受洗を謳う」(1936)、「夏の客」(1942)、「家族達」(1958)、「憩う」(1960)、「姉妹」(1970)
- 「近江名所図屏風」(室町時代)、国の重要文化財
- アンリ・マティス― 「オセアニア 海」(1946)、「オセアニア 空」(1946)
- マーク・ロスコ― 「ナンバー28」(1962)
- アンディ・ウォーホル― 「マリリン」(1967)、「キャンベル・スープ」(1968)、「フラワーズ」(1970)、「電気椅子」(1971)、
- サム・フランシス― 「サーキュラー・ブルー」(1953)
- フランク・ステラ― 「バルパライソ・フレッシュ」(1964)、「イスファハーン」(1967)、「ブラック・シリーズII」8点組(1967)
- パブロ・ピカソ― 「パピエ・コレ」(1966)、「ヴァイオリンとびん」(1966)、「ひぴのはいったラム洒のびん、グラス、新聞」(1966)、
- ジャスパー・ジョーンズ― 「ノー」(1969)、「おとりII」、「ナンバーズ」(1967)
建築概要
- 設計― 日建設計
- 竣工― 1983年
- 延床面積― 8,544.4m²
- 所在地― 〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1