黄海道
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テンプレート:Infobox 黄海道(ファンヘド、こうかいどう)は、李氏朝鮮の行政区分朝鮮八道の一つ。主要都市である黄州と海州から頭文字を取って命名された。黄海に面していた故の名称ではない。高麗時代は「西海道」と呼ばれていた。
現在の北朝鮮の行政区分、黄海北道・黄海南道に相当する。なお、朝鮮八道の他の道と違い、北朝鮮政府成立後に南北に分割されたため、韓国では分割を認めておらず、以北五道にも「黄海道」として1つに数えられている。なお、かつて黄海道に属していた一部の離島(白翎島など)は現在韓国政府が実効統治しており、仁川広域市に属している。
目次
「経国大典」による道内地方区分
牧(長官:牧使)
- 黄州牧、海州牧
都護府(長官:都護府使)
- 延安都護府、平山都護府、瑞興都護府、豊川都護府
郡(長官:郡守)
- 谷山郡、鳳山郡、安岳郡、載寧郡、遂安郡、白川郡、信川郡
県(長官:県令)
- 新渓県、瓮津県、文化県、牛峯県
県(長官:県監)
- 長連県、松禾県、長淵県、康翎県、殷栗県、江陰県、兎山県