花善

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テンプレート:Infobox 株式会社花善(はなぜん)は、JR東日本大館駅を拠点とする駅弁調製業者で、駅弁鶏めし(とりめし)は全国ネットのテレビ番組で取り上げられるなど有名である。

歴史

  • 1899年明治32年)11月15日 - 大館駅が開業。これにあわせて、花岡旅館が駅弁の販売を開始。
  • 1945年昭和20年) - 鶏めしの原型が誕生する。当初は、食糧難の対策として考えられた賄い飯であった。
  • 1946年(昭和21年) - 弁当部門が花岡旅館から独立。商号は「花岡商店」。
  • 1947年(昭和22年) - 「鶏めし」を発売。当時の価格は80銭であった。
  • 1950年(昭和25年) - 株式会社化。
  • 1956年(昭和31年) - 食堂部門を設立し多角化。
  • 1976年(昭和51年) - 商号を「花善」に変更。

鶏めし

厳選鶏肉の煮汁と砂糖・醤油で独自製法で作った炊き込みご飯に鶏肉の甘辛煮を乗せ、鶏肉のうまみがご飯に適度に染みこんでさらにうまみを増す。弁当としては発売開始当時とかわらずシンプルで、大館駅名物の駅弁である。

販売当初は、大館駅の駅弁として駅構内の立ち売りを行っていたが、立ち売りの廃止とともに大館駅構内へ配達または近隣のスーパーや駅の売店(コンビニ)などで販売する形態になった。また、すべて大館本店で調製し輸送しており、遠方にある店舗の販売開始時刻は遅い。

種類

弁当は具材によって4種類用意され、上の2つは受注生産で2日前までの予約が必要である。

  • スペシャル鶏めし弁当(サラダ付き・サラダなし 10個以上からの受付)
  • 特製鶏めし弁当(サラダ付き・サラダなし 5個以上からの受付)
  • 特上鶏めし弁当(要予約)
  • 鶏めし弁当(従来からある鶏めし)

購入方法

発売当初からの製法を守り続けているため合成保存料などはいっさい使われておらず[1]、消費期限などの問題から地方発送や、北東北以外の店舗での販売は行っていない。また、以下の販売か所以外にも青森県、秋田県、岩手県には配達も可能である。

  • 大館駅のホームへ配達(立ち売りを取りやめたため)
    • 大館駅7時 - 19時に発着する列車に乗車する場合、前日まで電話かFAXで予約する。
  • 花善本店の直販
    • 大館駅前にある花善本店で直接購入(6:00 - 19:30)
  • 近隣の駅売店・コンビニ
    • NEWDAYS(大館駅・秋田駅)・キオスク(秋田駅・東能代駅)・NRE売店(秋田駅・盛岡駅)など
  • 近隣のスーパー・百貨店
  • 車内販売
    • 秋田新幹線こまち」(一部列車のみ)
    • 2014年3月7日から寝台特急あけぼので、定期運行が終了した14日まで、車内販売で販売された。車内販売は6年ぶりとなる。[2][3]
  • その他
    • 秋田空港、青森・岩手・宮城の駅売店やスーパーなど

詳しくは鶏めしについてを参照されたい。

その他

  • 2月中旬に開催される大館市「大館アメッコ市」では、販売ブースが設置され「鶏めし」が販売される。
  • いとく大館ショッピングセンターでは、黒パッケージの特別仕様の鶏めしを販売する。
  • 寝台特急「あけぼの」の定期運行終了1ヶ月前から、パッケージに「さよなら 寝台特急あけぼの」と書かれた特別バージョンの弁当(中身は変わらず)を販売していた。

食堂営業

大館駅前の花善本店にレストランを営業している。レストランでも鶏めしを含むメニューがある。営業時間は9:00 - 15:00。

脚注

  1. 保存料(ソルビン酸K)、酸化防止剤 (V.C)、漂白剤次亜硫酸Na)や着色料カロチノイドなど)などは使われている。
  2. テンプレート:Cite web
  3. テンプレート:Cite news

外部リンク

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