東市来町
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テンプレート:Infobox 東市来町(ひがしいちきちょう)は、鹿児島県の西部、薩摩半島の中北部に位置した町。
2005年5月1日に、伊集院町・日吉町・吹上町と合併し、日置市となった。
目次
地理
薩摩半島の北西部に位置している町で、町域は南北9Km、東西16Kmに広がっていた[1]。地質は稲の耕作に適さない火山灰土壌(シラス)が多くを占めているため、丘陵地の多くは畑地となっているが、江口川、大里川、神之川の3河川の流域には水田が分布している。
東市来町は2005年時点で伊作田、神之川、寺脇、長里、南神之川、宮田、美山、美山元寺脇、湯田、養母の10大字から構成されていた。このうち、南神之川、寺脇、宮田、美山は1956年(昭和31年)の下伊集院村分割の際に編入・設置された大字であり、美山元寺脇は新設合併前の2004年10月29日に美山の一部より分割され設置された大字である[2]。
現在の日置市東市来町伊作田、東市来町神之川、東市来町寺脇、東市来町長里、東市来町南神之川、東市来町宮田、東市来町美山、東市来町美山元寺脇、東市来町湯田、東市来町養母にあたる。
町名は、古代市来院の東半分を占めていたことに由来している[1]。また、同じく市来院に属していた部分の西半分は西市来村となり、後に市来町となった。
隣接していた自治体
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、長里村、養母村、湯田村、伊作田村、神之川村が合併して東市来村が成立する。
- 1937年(昭和12年)4月1日 - 町制施行により、東市来町となる。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 下伊集院村のうち大字寺脇、宮田、苗代川(編入時に美山に改称)の全域及び神之川の一部を編入。
- 2005年(平成17年)5月1日 - 東市来町が伊集院町・日吉町・吹上町と合併し、日置市となる。
行政
歴代村長
町村制施行以降の村長を記載する。表記は『東市来町誌』473頁に基づく。但し、旧字体については新字体に置換えるものとする。
代 | 氏名 | 就任期間 |
---|---|---|
初代村長 | 永山光二 | 1889年8月24日 - 1891年3月25日 |
二代村長 | 南郷兼知 | 1891年3月25日 - 1896年3月27日 |
三代村長 | 大迫半七 | 1896年3月27日 - 1896年6月26日 |
四代村長 | 上村良助 | 1896年6月26日 - 1897年3月 |
五代村長 | 岩重政恒 | 1897年3月 - 1907年1月 |
六代村長 | 斉藤仲蔵 | 1907年1月 - 1911年1月16日 |
七代村長 | 臼井直熊 | 1911年1月16日 - 1918年3月27日 |
八代村長 | 黒川十次郎 | 1918年3月27日 - 1922年4月6日 |
九代村長 | 上村平角 | 1922年4月6日 - 1922年9月10日 |
十代村長 | 谷山金次郎 | 1922年9月6日 - 1931年9月 |
十一代村長 | 浅谷時博 | 1931年9月 - 1932年3月20日 |
十二代村長・初代町長 | 南郷武夫 | 1932年3月20日 - 1942年3月 |
二代町長 | 斉藤貞行 | 1942年4月 - 1946年12月23日 |
三代町長 | 岩下方貞 | 1946年12月23日 - 1951年5月9日 |
四代町長 | 上村琢磨 | 1951年5月9日 - 1954年1月 |
五代町長 | 岩下方貞 | 1954年1月 - 1955年12月9日 |
六代町長 | 宮内時義 | 1955年12月9日 - 1962年12月9日 |
七代町長 | 元山篤二 | 1962年12月9日 - 1983年12月9日 |
八代町長 | 福田辰夫 | 1983年12月9日 - 1995年4月23日 |
九代町長 | 下茂孝一 | 1995年4月23日 - 2005年4月30日 |
姉妹都市・友好都市
地域
教育
中学校
- Higashiichiki Junior High School.JPG
東市来中学校
- Kamiichiki Junior High School.JPG
上市来中学校
小学校
- 東市来町立湯田小学校
- 東市来町立鶴丸小学校
- 東市来町立皆田小学校(合併後の2007年に湯田小学校に統合)
- 東市来町立伊作田小学校
- 東市来町立美山小学校
- 東市来町立上市来小学校
- Tsurumaru Elementary School.JPG
鶴丸小学校
- Hioki Miyama Elementary School.JPG
美山小学校
- Kamiichiki Elementary School.JPG
上市来小学校
交通
- 最寄空港は鹿児島空港
鉄道
道路
- 高速道路
- 国道
- 県道
バス
脚注
関連項目
外部リンク
- 東市来町 - 合併後もホームページが残されている