エスプライド鉄腕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:社会人野球チーム エスプライド鉄腕硬式野球部(えすぷらいどてつわんこうしきやきゅうぶ)は、東京都に本拠地を置き、日本野球連盟に加盟する社会人野球のクラブチームである。
概要
チームの前身は大手ゼネコン・熊谷組硬式野球部で、1949年に創部(それ以前にも国民野球連盟〔1947年に1年間だけ存在したプロ野球組織〕の熊谷レッドソックス〔旧:宇高レッドソックス〕のスポンサーとして運営に携わった)。同社ではバスケットボール部とならぶシンボルスポーツ的な役割を果たし、都市対抗野球大会では1950年代〜1960年代にかけて3回優勝する実力を誇った。都市対抗では熊谷組の若手社員がはしごに乗って応援する独特の応援が行われた。
しかし、平成に入ってからの長期不況が影響し多くの企業がスポーツ事業から撤退する傾向に入ったあおりを受け、1993年に同社が「体質改善3ヵ年計画」を発表し、その一環として野球部の休部が発表され、熊谷組の企業チームとしての野球部は1994年に休部となり、その後正式に廃部届が日本野球連盟に提出された。ただし、熊谷組のホームページでは休部中としている。
休部後、その熊谷組の主力選手らが「熊谷組の野球を伝えていきたい」と立ち上がり、クラブチームとして熊球クラブが結成された。チーム名は、熊谷組硬式野球部の選手寮「熊球寮」からとったもの。再結成後、1997年の全日本クラブ野球選手権大会で準優勝、翌1998年もベスト8まで勝ち進んだ。
テンプレート:By、チーム名の「熊球」を熊谷組に返上し[1]、1月28日に鉄腕硬式野球倶楽部に改称。チーム名の「鉄腕」は、メインスポンサーである居酒屋の名前にちなむ。
テンプレート:By2月28日、エスプライド鉄腕硬式野球部に改称。
元プロ野球選手の競技者登録
- 佐藤和弘外野手(元オリックス・ブルーウェーブ。2005年 - 2008年)
- 副島孔太監督兼内野手(元東京ヤクルトスワローズ→オリックス・ブルーウェーブ。2010年 - 2012年)
- 野村宏之投手(元オリックス・バファローズ。2013年 - )
- 高森勇気捕手(元横浜DeNAベイスターズ。2013年 - )
出身者
- 小倉偉民捕手 - 熊谷組時代に活躍、後に早大野球部助監督、衆議院議員
- 河内忠吾投手 - 熊谷組時代に活躍、後に大阪タイガースに入団。引退後、日大監督として活躍。
- 古田昌幸内野手 - 熊谷組時代に活躍、野球殿堂入り
- 三浦健一内野手(元プロ野球選手・米独立リーグ)