九州三菱自動車硬式野球部
テンプレート:社会人野球チーム 九州三菱自動車硬式野球部(きゅうしゅうみつびしじどうしゃこうしきやきゅうぶ)は、福岡県福岡市に本拠地を置き、日本野球連盟に所属する社会人野球チームである。
他の自動車会社のチームは自動車メーカーが生産工場単位で運営しているのがほとんどだが(三菱自動車岡崎など)、このチームは福岡県内の三菱自動車のディーラー(九州三菱自動車販売)が運営している。チームの略称の一つとして「自販」(じはん)があるのもこの為である。
沿革
1984年の創部以降、積極的な補強で九州の強豪に肩を並べるまでになった。2001年までに4人のプロ野球選手を誕生させた。
しかし2003年以降、野球部の活動を小規模にした為に年間の活動日数が大幅に減った。福岡県野球連盟主催大会は春、秋とも2003年以降は不参加で、2005年は都市対抗野球大会、日本選手権、九州大会のみの参戦である。
その制約の中、2003年には日本選手権初出場を果たした(2回戦敗退)。2004年には九州代表決定戦で2連敗し出場を逃したが、2005年日本選手権では驚異の粘りでベスト8入りを果たした。この大会では重石勝司外野手(田川工高 - 九州産業大)が打率.667で首位打者賞を受賞している。
2009年は、日本選手権九州第1代表となり、本戦へ出場が決定した。続けて2010年、第81回都市対抗野球大会予選で第1代表決定戦に駒を進め、その試合では敗れたが次戦で勝ち、創部から四半世紀を経て大舞台への出場を決めた。
都市対抗野球大会の本戦には例年チームの主力が補強選手として出場している。1999年には松本真一投手(東海大二高)が三菱重工長崎の補強選手として準優勝に貢献した。2002年には平野佑介投手(水俣高-九州東海大)がホンダ熊本の補強選手として大活躍、こちらも準優勝に貢献して久慈賞、若獅子賞、優秀選手賞の三賞を同時受賞し、現エースの幸松司投手(敬徳高-九州産業大)も2008年に熊本ゴールデンラークス、2009年に三菱重工長崎の補強選手として出場した。
主要大会の出場歴・最高成績
- 都市対抗野球大会 出場2回
- 社会人野球日本選手権大会 出場5回、8強2回(2005,09年)
- JABA徳山(スポニチ)大会 優勝2回(2002,03年)
主な出身プロ野球選手
- 古賀豪紀捕手(1988年オリックスドラフト外)
- 広瀬真二投手(1988年ダイエードラフト外)
- 服部文夫投手(1991年ロッテドラフト6位)
- 帆足和幸投手(2000年西武ドラフト3位→ソフトバンク)
- 有銘兼久投手(2001年近鉄ドラフト3巡→楽天)
関連項目
- 三菱自動車工業
- 三菱自動車岡崎硬式野球部
- 三菱自動車倉敷オーシャンズ(旧・三菱自動車水島硬式野球部)
- 三菱自動車京都ダイヤフェニックス(旧・三菱自動車京都硬式野球部)
- 三菱ふそう川崎硬式野球部(休部)